○良かった点
・舞台設定を絵とエピソードで説明した所。
→立派な剣道場を持っているが、アクティブな部員が千葉しかいない。
部員が居ない理由の一つが、男子部部長の乱暴な指導である所が分かった。
・キャラクター設定が分かった所。
→設定が分かっただけで、「キャラクターが立っている」訳ではない。
あくまで割り当てられた役割をキャラクターが演じているようにしか見えなかった。
○悪かった点
・視点が定まらなかった所。
→沢山のキャラクターをいっぺんに紹介したものだから、誰に感情移入すれば良いのかが分からなかった。
・珠姫が仮入部した動機。
→珠姫がヒーローモノのアニメ(特撮かもしれないが)が好きなのは分かったが、だからといって男子部部長を戒める為に仮入部する理由にはならないと思う。
もし、珠姫がヒーローに憬れているのであれば偶然起こった事件に首を突っ込むのではなく、学校なり地元なりをうろついて自分がヒーローになれる場面を探すのではないだろうか?
例えば、不良生徒の後をつけて、悪さをしたら不良生徒に制裁を加えるとか、評判の悪い学校に乗り込んで不良生徒をボコボコにするとか、そうするのではないだろうか?
そうしないのは何か理由があるのだろうが、次回以降明らかにされるものと期待する。
・剣道部顧問が、新入部員に目的を話した所。
→何故話す必要があるのだろう?恐らくは謎で引っ張りたくなかったのだろうが、わざわざ話さずとも、回想で見せれば良かったのではないだろうか?
それに、顧問の自分さえ良ければいい性格からして、他人に話すとは思えない。
・ギャグ演出
→顧問の動機はふざけているものの、それ以外は結構シリアスに作っているので、危険球に混じって教頭を飛ばすのには違和感を感じた。
同じように、千葉の垂に付いている名札が「千葉」だったり「ちば」だったりする所も止めて欲しかった。