○良かった点
・二舎六房の面々が見せた根性。
→アンチャンの為に体を張る面々の姿に心打たれた。
ただ、このエピソードの前に二舎六房の面々がアンチャンとの、またお互いの絆を少しずつ深めていくエピソードがあれば彼等にもっと感情移入できたと思う。
○悪かった点
・石原と佐々木がアンチャンを抹殺しようとする気持ち。
→彼等がアンチャンが娑婆に出るのを何とか阻止しようとする理由は分かったが、口封じをしようとする気持ちが理解出来なかった。
仮に、自殺した萩野の遺書を証拠だとしても、世間からしてみればどれ程の信憑性があるだろうか?少年院から出たてのアンチャンなら尚更だろう。
むしろ、世間から見ればそういう犯罪を犯した少年たちを更正する為に働いている石原や佐々木に対して尊敬しこそすれ、彼等を疑うなんてまず考えられない。
ずる賢い石原や佐々木ならそれくらいは見通せているだろうに。
もしかしたら、アンチャンはたとえ少年院から出たばかりの者でも石原や佐々木の悪事を露見させ、罰を受けさせるだけの何かしらの策を持っているのだろうか?
それとも、ただ単に、出所したら石原と佐々木を待ち伏せして、萩野の仇討ちという事で彼等を殺すつもりなのだろうか?