○良かった点
・リシュリュー枢機卿とアンヌ王妃の会話。
→枢機卿の恋は女を美しくする云々を含めた前後のくだりは、アンヌ王妃に対してでなく、枢機卿自身に対して言っているようにも感じられた。
・リシュリュー枢機卿とアンヌ王妃それぞれが信用・重用する人間が変わった所。
→枢機卿はミレディを、アンヌ王妃もミレディを重用するようになった所が面白い。
ミレディがその気になれば、アンヌ王妃側についてもおかしくないし、それ以上に、ミレディを重用する事で、ロシュフォールが今後どういう行動に出るかが読めなくなった所も良かった。
下手をすれば2人とも枢機卿を裏切る展開もありそうなだけに、ミレディとロシュフォールの行動には目が離せない。
○悪かった点
・リシュリュー枢機卿がアンヌ王妃に想いを寄せる理由。
→枢機卿の心理描写が無いせいか、ストーリーを盛り上げる演出の為に枢機卿に恋心を抱かせたようにしか思えなかった。
初回から枢機卿がアンヌ王妃に想いを寄せているかのような言動を見せていれば、不自然ではなかったのだが・・・