○良かった点
・カイジ達を絶望のどん底にまで落とした所。
→時間が無いのにカードはたんまりあるわ、船井にカードをバラ撒かれるわ、勝負の邪魔をされるわで、よくもそこまで追い込めるものだ。しかも無理無く。
ただ、そこからどうやって這い上がらせるのだろう?
・カイジが船井のトリックを暴いた所。
→カイジの解説にはうなずける点があり、カイジの言う通りかもしれない。が、もしかしたらでまかせかもしれない。
どっちにしても船井を窮地に追い込む方法としては上手いと思ったし、船井が勝負が出来なくなってザマミロとも思えた。
・人間描写。
→今更だが、追い詰められる(られた)人間の言動がリアルに感じられた。
言動のもっともらしさもあるのだろうが、感情表現が上手いからだろう。
騙されたと理解するまでの空白期間、騙されたと理解してからの怒り、悲しみ、自分を騙した相手への憎しみ、また、迫り来る時間の焦り、憎いアンちくしょうに一泡吹かせた時の爽快感。
いずれも共感できた。
人間描写の方法はいくつかあるのだろうが、ギャンブルという観点での人間描写は福本伸行氏はトップクラスではないだろうか?
○悪かった点
・なし