○良かった点
・ゲームで起こった事が仮想現実でなく、現実に起こっている事だと示した所。
→ただ、色々な死体や復旧作業をしている人々や取材するマスコミ連中を子供達が実際に見聞する描写があった方が良かったと思う。
・子供達の家族関係を描いていた所。
→こんな感じなのだろう、と推察出来る程度の描写だったが、展開上、仕方が無いかもしれない。
・国の組織が動いている事を示した所。
→でも、下っ端役人が動いているだけでは面白く無いから、閣僚や総理大臣や各国の特にアメリカの外交官が外務省に問い合わせるシーンとかを入れたらよりリアルさが増すのではないかと思う。
○悪かった点
・和久の死因を最後まで引っ張った所。
→もったいつけすぎな感じがして、ちょっとイラついた。
・和久の葬儀に全員参加した所。
→葬儀までは子供達それぞれの考えや行動を描いていたが、結局の所全員同じ行動を取っている。この作品は肝心な所でハズしていると思う。
・子供達の取調べの理由が分かり辛い所。
→事件当時に子供達が行方不明だった点から取り調べしたようだが、取り調べるにしても警察署で取り調べるのはやや演出過剰な気がした。
刑事の1人や2人、子供達の宿泊先に出張って事情を聞けば済むのではないかと思った。
でも、各人の取調べの様子をぶつ切りに繋げて見せた演出は面白かった。