あまり面白くなかった。
始終、第三者視点で物語を進めている上に、唐突に人間関係が構築されてしまい、置いてけぼりを食らってしまった。
一体、誰に感情移入すれば良いのかさっぱり分からない。
原作は小説らしいが、もしかして小説をそのままアニメ化したのだろうか?
もしそうだとしたら、製作者は視聴者に対する配慮に欠けていたと思う。
小説は読んだことが無いが、恐らくはアニメで表現されている物は(全てではないにしても)ある程度、ト書きで説明されているのではないかと思われる。
文章での説明があるから、ある程度頭の中で想像した上で、物語を読み進めることが出来る。
だが、アニメの場合、映像として描写している為、キャラクターやそれ自体が何かしらのアクションを取る事(もしくはキャラクターによる説明)をしなければ、視聴者には何がなんだか分からないと思う。
この作品にはそれが欠けていたと感じた。
あと、物語が都合良く展開しすぎだと思った。
謎の円盤をおびき寄せる為に最新旅客機をチャーター出来たり、円盤が発する周波数を簡単に掴み、簡易ながらも円盤発見装置を作ってあったり、円盤襲撃に備えて旅客機に自爆装置をしかけたりと、突っ込みどころが満載だった。
が、恐らく原作者は話の辻褄合わせよりも、自分が創造した近未来がどんな世界なのかを表現する事や、異星人との戦いを見せたかったのだろう。
そこが感じられたので、都合の良い展開だと思っても腹は立たなかった。
それはそうと、一つ面白いと感じた所がある。
道具のうち、乗り物系はかなりの進化を遂げているようだが、それ以外の物に関しては大した進化は見られなかった所だ。
恐らく原作者は乗り物系がとっても大好きで「未来になったら列車はこうなるんだろうな!」「未来になったら飛行機はめっちゃくちゃ早く飛ぶに違いない!」「未来になったら個人で空を飛べるような機械が出来たら楽しいだろうなぁ」といった空想をかなり巡らせたのではないかと思う。
だから乗り物系の進化はかなりのものだが、それ以外の物はそれ程(殆どか?)進化していないのだろう。
都合の良い展開が鼻につくが、全6話の作品らしいので一応最後まで見るつもりだ。
2007/01/11
パズドラクロス 第87話「光の潰える時」
一難去ってまた一難。 見所 見所はもっとあるので「もっと読む」をクリックして下さい。
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