○良かった点
・いちごの叔父が母親(いちごにとっては祖母)のレシピ手帳をこじ開けなかった所。
→顧客は母親のイチゴタルトの味を欲していて、そのレシピはその気になれば無理矢理にでも見る事は出来る。が、敢えてそうせずに自分のイチゴタルトを完成させたいちごの叔父の行動に感動した。
○悪かった点
・いちごが何を思って学園を飛び出したのか分からなかった所。
→たしなめられた程度でいちごが学園を飛び出すとは思えなかった。この程度で学園を飛び出すのなら、2話目くらいでで樫野に酷く罵られた直後とか菓子作りが上手くいかなくてイライラした時に学園を飛び出しているはずだ。
負けん気の強いいちごだったら樫野のたしなめに対して反発して(私の才能に嫉妬しているのかしら?とか冗談めかして)もっと天狗になるか、謙虚に耳を傾けるかのどちらかで、学園を飛び出すなんて事はしないと思う。
もしかして、親に怒られた幼児が拗ねて家を飛び出すようなものだったりするのだろうか?
仮にそうだったとしたら、学園を飛び出すのはしょっちゅうでないとおかしい事になる。
結局何がいちごをそうさせたのだろう?
・いちごが何を思って学園に戻ったか分からなかった所。
→そもそも学園を飛び出した理由が良く分からないのに、戻る理由が分かるはずもない。
今回の話は、実家に逃げ帰ったいちごが、叔父の菓子店で菓子作りを手伝って、叔父から祖母のレシピ手帳を受け継いだ、というだけで、逃げている最中のいちごは反省もしないし新たな発見をする訳でもないし、菓子作りを楽しみ、作った菓子を楽しく味わい、開けない祖母のレシピ手帳に感動しただけで、良く分からない間に学園に戻る気になっている。
一体どのシーンでいちごは学園に戻る気になったのだろう?