○良かった点
・安堂を励ますシーンの演出。
→樫野が川に投げ込む石が徐々に大きくなっていって最後には樫野が飛び降りるんだろうなぁと思っていたが、本当に飛び降りるとは。
熱いシーンのはずなのに思わず笑ってしまった。
・樫野が大福を作った所。
→安堂の力を必要としている、という意味では説得力のあるエピソードだった。
○悪かった点
・安堂が逃げ帰る展開。
→いちごがやったネタを使い回すなんて酷い。そもそも、安堂が九条を恐れる理由は九条家が和菓子の老舗というだけしかなく、しかもどうして和菓子の老舗というだけで恐れるのか全く理解できない。
嘗て安堂の和菓子屋の近くに九条の和菓子屋が出来て廃業寸前まで追い込まれたとか、何かしらの因縁がなければいけないと思う。
・安堂が説教で立ち直った所。
→安堂が樫野の大福を食べて、和菓子は安堂じゃなければダメなんだ、俺たちにはお前の力が必要なんだ、で安堂が立ち直れば良かったと思う。
やはり台詞で立ち直る話より、他人の為に動き、その姿を見て自ら立ち直る話が良いと思う。
・樫野の必死さに裏を感じた所。
→以前に樫野が学園で一番にならなければいけない理由を見たせいか、今回のエピソードも樫野自身の為に安堂を説得しているように感じてしまった。
これだったら、樫野が一番に拘る理由をずっと後に描くか、そんなもの元から無ければ良かったと思う。
だって、入れなくたって物語として成立するし、それが無くても樫野のキャラクターが立たない訳でもないのだから。