○良かった点
・なし。
→3話目にしてふたりはプリキュアになってしまうのは伝統というかお約束というか、そこは仕方が無いのは分かっているが、急ぎすぎだと思う。
1クール作品じゃないんだから、もっとゆっくり丁寧に描いても良いのではないだろうか?
といっても大人の事情でそうせざるを得ないのだろうけど・・・やっぱ何とかなりませんかね?
○悪かった点
・えりかがファッション部を存続させたい気持ちが分からなかった所。
→えりかの家がファッション関係を生業としているのだから、部としてでなく同好会としてえりかの家で活動すれば良いじゃないかと思ってしまう。
仮にえりかの家が古風というか頭が固いというか、洋装なんてファッションなんて怪しからん!という家風だったら、その反動でえりかが学校でファッション部を立ち上げるというのも理解できるが、恐らく、実家がファッション関係を生業としている関係でファッション関係に興味を持って、どんどん好きになっていって終いには学校でもファッションについて活動したい、と思うようになったのだろうけど、そこを描かないと説得力が無いと思う。
ファッション好きなのは構わないが、それが部活動としてやっていこうとするその原動力はどこから来るのかが見えてこないと、ただ設定だけでえりかが動いているようにしか見えない。
・つぼみがいとも簡単にイメチェンした所。
→ギャグ作品のオチで主人公がイメチェンしました(その次の話では元の姿に戻っていてもいなくても良い)、というならともかく、しっかりとしたストーリー作品の主人公キャラがイメチェンをするからにはそこに至るまでの気持ちの変化をきっちりと分かりやすく描く必要があると思う。
これだったら、つぼみは内気な性格でそんな性格を変えたいと思っている、という設定じゃなければ良かったと思う。
プリキュア史上初のメガネプリキュア誕生か?と期待していたのに。
・自称サッカー大好き少女の気持ちが分からなかった所。
→教室からサッカープレイを眺めていたり、部に入れてもらえるよう頭を下げただけで彼女がどれだけサッカーが好きなのかなんてこれっぽっちも分からなかった。
男子サッカー部に邪険にされようが、えりかにサッカーなんか呼ばわりされようが構わず男子と同じ練習メニューを淡々とこなしている姿やドリブルしながら登下校している姿を描いてくれれば、ああ、この子は本当にサッカーが好きなんだけど、女子サッカー部が無いから苦労しているんだ、悩みがあるんだと納得することが出来たのに。