今回も面白かった。
終業式の後の姫撮影会やグッズ販売、裕史朗と亨の実琴いじめ(からかい?)はいつものネタながら笑ってしまった。
ただ「裕史郎の過去」というサブタイトルの割には、裕史郎が自身の過去を亨にちょこちょこと話すだけで、しかも大した過去ではなかった。(もちろん、裕史 朗にとっては重大な事なのだろうが)
亨に過去話をするまでの経緯も、過去話に持っていくためのものではなく、ただ時間を埋める為だけのものでしかないように見えた。
そして家族に対する裕史朗の気持ちも自身の口で吐露しているものの、それだけでは今一つ伝わらなかった。
裕史朗が「自分が求めていた家族なのに、何だろう?この疎外感は」と感じたエピソードを言うなり、回想するなりして裕史朗の寂しさを伝えて欲しかった。
例えば誕生日に絡んだ、裕史朗が心に引っかかるようなエピソードはどうだろう?
>ある年の裕史朗の誕生日の当日。
> 赤ん坊の弟が高熱を出した為に両親は弟の看病に付きっ切りになり、予定していた誕生日パーティが延期になってしまった。
> 裕史朗はこれは仕方の無い事と自身を納得させた。
> そしてまたある年の、弟の誕生日の当日に今度は裕史朗が熱を出してしまった。
> 両親は裕史朗が元気になるまでパーティを延期しようかと提案するが、裕史朗は誕生日当日でなければ誕生パーティの意味が無いと言う。
> 裕史朗は、誕生パーティが延期された時のやるせない気持ちを知っているので、弟にはそんな気持ちを味あわせたくないという事から、自分抜きでパーティをす れば良いと言う。
> そこまで言うならと裕史朗抜きでパーティが始まる。
> 両親と弟の笑い声をベッドで聞きながら、裕史朗は自分抜きでパーティをすれば良いと言ったものの、どうしても疎外感を感じずにはいられなかった。
少々無理があるかもしれないがこれに限らず、弟と歳が10近く離れているせいもあって、裕史朗は両親に構ってもらう事が少なかった、とか何かしら裕史朗の 疎外感を理解できるようなエピソードを入れて欲しかったのだ。
まあそれでも、裕史朗や亨の女性の好みなど言ったり、野郎にナンパされて裕史朗が怒り出す等など、彼らは至ってノーマルな性癖を持っている事が示されてい た所は良かった。
あと、何気に亨の事情も明かされていた。
両親が事故で亡くなり、叔父の所に居た事は分かったが、あっさりしすぎているような感じがした。
恐らくは後できちんと説明してくれるのだろうが、叔父夫婦との関係は良好だったのか、そうでなかったのか気になる所だ。
徹底しているな、と思った事がある。
それは裕史朗と亨がナンパしに出かけたシーンだ。
2人が色々な女の子を物色する時に、目を付けた女の子を見せなかった所だ。
この作品においては極端な話、女性は出てきてはいけないのだ。
よしんば出てきたとしても背景扱い。
そうしないと「そのテの作品」でなくなってしまうからだ。
ここは素直に感心した。
こういう徹底っぷりはなかなかそう出来る事じゃないからだ。
次回は姫達に魔の手が襲い掛かる?話のようだ。
どんな話になるのかとても楽しみだ。
今回も恒例の不謹慎な感想を。
しつこいようだが、真っ当な神経の持ち主は絶対に反転させてはいけない。
いいか?絶対に反転さすなよ?
~~~~~~~~ここから~~~~~~~~
折角の撮影会なのだから、衣装も1パターンだけでなく、夏らしく露出度の高い衣 装を多数用意して欲しかった。
裕史朗と亨のナンパシーンをカットしてでも入れるべきだった。
例えば、胸に詰め物をしてタンクトップ+ミニスカート姿となるとか、水着(ビキニがベストだが、胸の詰め物が見えてしまう以上、ワンピースのみとなりそ う)姿になるとか。
え?水着だと股間の膨らみが問題になる?
何の事だかさっぱり分からないなぁ?
ところで、グッズ販売のシーンでは抱き枕があったようだが、あんなものを販売して大丈夫だろうか?
あんな所やこんな所に穴を開け、こっそりイケナイ事をしてしまうかもしれない。
いやむしろ彼らだったらやりそうだ。
やらないはずがない。
うん、やってるな。
ところで、ナンパから帰ってきた後に裕史朗と亨の入浴シーンが無かったのは非常に残念だ。
というより、無いのはおかしい。
暑い中を歩き回れば汗だくになるだろうから、当然、汗臭くなる。
という事は汗を流す為、シャワーを浴びるのは当然ではないか?
これがもし断水だったら入浴シーンが無いのも納得もいくが、そんな話はこれっぽっちも出ていない。
これは脚本家かもしくは絵コンテを切った人のミスだろう。
こういうおいしいシーンを逃さず提供するのは製作者として当然の行為だと想うのだが如何だろうか?
最後に、裕史朗の過去話をする所で亨が裕史朗がトンでも無い事をされたのではないかと勝手に想像していたシーンがあったが、あれも物足りない。
いかにもナニを銜えさせられているかのようなカットや、いかにもナニを挿入されているかのようなカットを入れなければいけなかったのではないだろうか?
プリンセス・プリンセスにはこういうエロっぽい描写を期待しているのだが、規制なのか製作者の都合なのか分からないが、かえすがえすも残念だ。
次回はエロっぽいカットがある事を願う。
~~~~~~~~ここまで~~~~~~~~
見所
爽やかな姫達
実琴だけ嫌そうな顔だが、笑顔な姫達
あらぬ想像をする亨の中の裕史郎
グッズな姫達。
ぬいぐるみだけくれ。
2006/04/27
パズドラクロス 第87話「光の潰える時」
一難去ってまた一難。 見所 見所はもっとあるので「もっと読む」をクリックして下さい。
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