面白くなかった。
なんだかよく分からないうちにSオケの連中の演奏が上手くなっていたり、千秋が自身をプリごろ太のカズオになぞらえて反省したりと、決められたシナリオ通りにキャラクターが動いているようにしか見えなかった。
とはいえ、千秋にダメ出しを食らったSオケの連中が千秋を恨む描写があった所は良かった。
あと、千秋が音に酔った描写があったが、僕にはさっぱり分からなかった。
人間が不快に感じる音を聞き続けて気分が悪くなるというなら理解できるが、聞きなれた曲で酔うというのはどういう事なのだろう?
もう少し、一般人にも理解できるような描写にして欲しかった。
もう一つ、千秋が音酔いして倒れそうになって峰に手を掴まれた時、プリごろ太の1シーン(カズオがごろ太に宇宙飴をあげるシーン)を思い出していたが、違和感を感じた。
あれはごろ太にとって印象のあるシーンであって、カズオの立場にある千秋が思い出すシーンではないはずだ。
仮に、あのシーンがカズオ目線だったとしてもカズオがごろ太に宇宙飴をあげたような出来事は千秋には無かったはずだ。(前回、練習の後にSオケメンバーから質問攻め、TEL攻めにあったが、あれはメンバーからのもので千秋自ら行ったものではない)
カズオが宇宙船の外で飛ばされそうになった所をごろ太に助けられたシーンを思い出したのなら納得がいったのだが。
ところで、プリごろ太でごろ太がカズオを助けようとしたシーンがあったが、動機が「カズオくんがぼくに宇宙飴をくれたから」としていたが、納得いかなかった。
確かに、宇宙飴が無ければごろ太は死んでいただろうが、カズオがあげた宇宙飴は恐らく最後の1つでは無いはずだ。
カズオが自分の命を捨ててでもごろ太に宇宙飴をあげた(即ち、最後の宇宙飴をごろ太にあげる)のであれば、ごろ太が命懸けでカズオを助けようとする理由としては十分だと思う。
若しくは、カズオがごろ太に宇宙飴をあげるイベントは無くして(むしろごろ太の宇宙飴をカズオが奪うくらいの事をした方がいい)、ごろ太はとことんカズオにいじめられるようにする。
そして、カズオの危機にごろ太は命懸けでカズオを助ける。(助ける前はカズオを助けるか助けまいか、思いっきり葛藤するシーンを入れる)
プロットは金色のガッシュ!! LEVEL.63「公園の決闘」をそのままパクったものだが、僕はこういう熱い展開の方が好きだし、良いと思う。
2007/02/23
パズドラクロス 第87話「光の潰える時」
一難去ってまた一難。 見所 見所はもっとあるので「もっと読む」をクリックして下さい。
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