2006/12/02

ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! 第36話

全然面白くなかった。
まず、ヒルズがどうして自分を褒め称えて欲しかったのか、さっぱり分からなかった。
ハッピーになりたいから、というが「自分が賞賛される事」と「自分がハッピーになる事」が僕にはイコールで結びつかないのだ。
僕だったら、自分が褒められたら、照れくささと嬉しさが混ざった気持ちになって、決してハッピーな気持ちにはならない。
ヒルズの思想が解からないので、後に続く展開を見てもちっとも面白くなく、最後にヒルズが転向してもちっとも感動しなかった。
ヒルズにはハッピーになる理由を説明して欲しかった。

あと、ヒルズはレインに興味を持っていたようだが、どうして自分を賞賛しようとしないレインに興味を持ったのだろうか?
ヒルズにしてみれば、自分を賞賛しないレインは眼中に無いはずだ。
これはヒルズが興味を持つまでの流れが悪かったと思う。
ヒルズが登場してすぐに学園の女生徒がヒルズに殺到して口々にヒルズを褒め称える場面を入れれば良かったと思う。(「キャー!ヒルズ様~!」はただの歓声であって賞賛の声では無い)
そこに人ごみを掻き分け、レインがインタビューする為にヒルズに近づく。
ヒルズは当然、レインが真っ先に自分を賞賛する言葉を発するに違いないと期待するだろう。
が、レインの口からは賞賛でなく「インタビューしてもよろしいでしょうか?」だった。
ヒルズとしては自分を賞賛しようとしないレインをおかしな娘だと思い、レインが自分を賞賛し易いように服や宝石を見せ付けるだろう。
それでもレインはヒルズを賞賛しようとしない。
こうすればヒルズはレインに興味を持つようになると思う。

ヒルズ自体もそうだが、今回は(も?)ふたご姫の行動には腹が立って仕方が無かった。
最初のパーティではゲストに呼ばれた立場にも関わらず、勝手にお茶会を開いていた。
これが別の場所でやるならまだ良かったのだが、よりによってわざわざパーティ会場でやってしまった。
あまつさえ、主催者であるヒルズを無視して内輪で盛り上がる始末。(ヒルズが突っ込まなかったら最後まで内輪で盛り上がる積りだったのだろうか?)
この行動に対して、プーモやアルテッサは突っ込むどころか一緒にお茶を楽しんでいた。
プーモはともかく(たまに空気を読めずにふたご姫と一緒にノってしまう事があるから)、アルテッサはきっちりと突っ込まなければならないのに、そうしていなかった。
二回目のパーティではヒルズを強制的に躍らせ、パーティを台無しにしていた。
それに対し、ビビンはふたご姫を会場から追い出していたが(最初のパーティの時だけだったが)、正しい対応だと思った。

ここまでふたご姫に酷い行動を取らせるなんて、脚本家はふたご姫に何か恨みでもあるのだろうか?
それとも、「ふたご姫の脚本なんてこれくらいで十分なんだよ!」と思っているのだろうか?
いずれにせよ、この脚本家は「ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu!」という作品に思いいれは無い事が分かった。(思いいれがあるなら、作品の顔であるふたご姫を悪く見せるような脚本は書かないはずだ。)
とはいえ、ただ一点、落ちにエリザベータを持ってきた所は良かったと思う。

パズドラクロス 第87話「光の潰える時」

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