2006/11/25

ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! 第35話

面白くなかった。
それというのも、今回は誰の気持ちもさっぱり理解する事ができなかったからだ。
どうしてパウルは遊園地を作ろうとしたのだろうか?
観光客を呼ぶ為に必要なのだという考えだとしたら、そこをきちんと説明して欲しかった。
例えば、ホテルが潰れてフウコウメイビー星を出た後、幾多の星を渡り歩いていくうちに観光客が賑わっている星には必ずレジャーランドがあり、ある星などはフウコウメイビー星のように寂れていたが、レジャーランドを作ったお陰で活気付いた。など、パウルの経験から基づく遊園地建設論だったらまだ説得力があったと思う。
あと、パウルの気持ちの切り替わりも今一つ説得力に欠けているように感じた。
ただ森の秘密基地を見て昔を思い出しただけでは弱く、例えば地元の子供たちがパウルの秘密基地で楽しそうに遊んでいる姿を見てパウルが昔を思い出して気が変わったというのならまだ良かったと思う。

あと、ファインとレインが森を守ろうとする気持ちが分からなかった。
一応、ファインは森が好きになったからと言っていたが、全く説得力が無く、今回だったらファインとレインが森を好きになるようなエピソードが無くてはいけないと思う。
例えば、名所めぐりをしてファインが空腹を訴えたのなら、トーマは森の木の実や果実をご馳走するとか(ファインだったらお猿さんになった時のように森を飛び回って木の実や果実を集めるだろうが)、レインなら森に生えている縁結びの木を見せてあげるとか、そこの森でしか体験できないエピソードを入れたらファインとレインは森を守ろうとするのではないだろうか?

今回の話は皆が守ろうとしている森を中心に描いた方が良かったと思う。
森が村人にとってどれだけ大切な財産なのか、村の子供(森で遊ぶ姿)や大人(森で採れた木の実、果物、野菜、川があれば川魚等、森の恵を享受する姿)を使って描写すれば、たとえファインとレインが直接森で何かを体験しないで「森が好き」と言っても許せたと思う。

脚本家にはもっと頑張って欲しいものだ。

パズドラクロス 第87話「光の潰える時」

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