○良かった点
・絵。
→独特の雰囲気があって、魅力的だった。
・アクション。
→背景の独特さに引けを取らない、魅力的なアクションシーンだった。
・化け猫のお姉ちゃん。
→なかなかエロかった。残念ながらネコ娘の負けだ。
○悪かった点
・マカとソウルイーターのキャラクターを立てずに物語を進めた所。
→特にソウルイーターがそうで、どうしてデスサイズになりたいのかが分らなかった。
そもそも、デスサイズの価値がさっぱり理解できないので、ソウルイーターやマカが一生懸命に魂回収をするのかが理解出来ない。
普通に、鬼神(この字でいいのかな?)になりそうな外道の者を退治すれば良いではないかと思ってしまう。
鬼神が出なければ、強力な武器は必要ないし(そのために彼らは働いている訳で)、そもそもソウルイーターが目指すデスサイズは既に存在するわけで、どうして武器はデスサイズをめざすのかが分らない。
・設定説明。
→口説明は本当に勘弁してください。例えば、ソウルイーターが武器に変化するシーンだが、どうしてわざわざ口で説明する必要があるのだろう?
別に言わなくてもそのシーンは見れば分るのに(しかも視聴者を驚かせることができる美味しいシーンなのに)。脚本家は(もしくは原作通りなら原作者は)どういうつもりでこの台詞を入れたのだろう?
親切のつもりなのか、それとも、脚本が読めない製作スタッフのお偉いさんの為に書いたのだろうか?
いずれにせよ、台詞で言ってしまった時点でアニメで見せる必要がこれっぽっちもなくなってしまった。
・マカとソウルイーターの出会い。
→これが最も酷い。1話使っても惜しくないどころか、1話使ってやるべきエピソードをほんの3秒、しかもキャラクターが立てるべきの初回でやってしまうなんて馬鹿げている。
むしろ初回にマカとソウルイーターの出会いと、これからやるべき目的を提示すべきだった。
・初回で99個目の魂を集めた展開。
→それまでの苦労がまったく描かれていないから(仮に描かれていたとしても、僕はそんなもの見た事が無いので同じ事だが)、全くワクワクしなかった。
なので、100個目が猫の魂でも、ああそう残念だったね。ご苦労さん。としか思えなかった。
ドラゴンボールのナッパの「ちっくしょおおおおおおお」レベルの悔しさを感じさせるには、少なくとも1クールは彼らの苦労を描かなければいけないと思う。
追記
一つ、引っかかる点があった。
マカとソウルイーターのコンビが、切り裂きジャックという名の殺人者を殺していたが、一体、彼らはどういう基準で鬼神の卵となりうる魂を持つ人間を探しているのだろう?
彼らは彼らの基準で、彼らの正義の名の元に殺人を行っているが、僕にはそれが果たして本当に正しい事なのかが判別できない。
例えば、今回彼らが殺した切り裂きジャックにしても、僕が知っているのはただ一人の犠牲者であって、後は「如何にも連続殺人を犯していそうな」ジャックの姿でしかない。
もしかしたら、僕が見た殺人は初めての殺人なのかもしれない。(その割には落ち着いているし、手馴れている様子だという反論もあるかもしれないが、連続殺人を犯すような奴だったら、もしかしたら、初めての殺人でも落ち着いているのかもしれない。)
仮にそうだったとして、それがどうして鬼神となりうる魂の持ち主だと、彼らには分かるのだろう?
もし、彼らにそれが分かる能力が備わっているとしたら、対象が赤ん坊の頃にでも、極端に言えば、その産みの親となる両親をブッ殺せば、魂を一気に2つも取得できるのだから、非常にお得だと思うのだが、何故そうしないのだろうか?
僕の考えは間違っているだろうか?
今後の展開で、僕のこの疑問には答えてくれるのだろうか?
パズドラクロス 第87話「光の潰える時」
一難去ってまた一難。 見所 見所はもっとあるので「もっと読む」をクリックして下さい。
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