○良かった点
・なし。
→むしろ、作者は少年兵(正確には少女兵だが)を肯定していると確信した。
創作に目くじらを立てるな、という意見もあるだろうが、個人的には子供が戦争の道具や殺しの手先として肯定的に扱われる設定の物語は嫌いだ。
なので、そういう境遇に遭わせている人間は苦しみぬいた末に死を迎えるような展開でないと許せないのだ。(少年兵を育てた連中が、少年兵によって無残に殺される展開がベストだと思う。)
残念ながら、この作品はそういう終わり方をしなかった。ゆえに、僕は作者は少年兵肯定派だと判断した。
いや、もしかしたら作者はただ単に、設定を描きたかっただけなのかもしれない。
○悪かった点
・時間が経ってからピノッキオを助けに行くテロリスト。
→だったら、何故最初から一緒に行かなかったのだろうか?助けに行くか行くまいか、迷っている間にピノッキオが先に行ってしまった、というならまだ分からなくもない。
ピノッキオのピンチを演出したい、作者の都合としか思えない。
・テロリスト達がピノッキオの恩人を助けた後の逃走ルート。
→何故、来た道から逃げなかったのだろうか?さっぱり分からない。
・二期で作者が描きたい事が分からなかった所。
→本当に分からない。ピノッキオの物語かと思ったら、テロリストの話を入れたり、少女達のエピソードを入れたりと、何がやりたかったのだろう?
もしかして作者は「ダニー・ザ・ドッグ」のダニーのような物語を描きたかったのだろうか?