○良かった点
・OP/ED。
→独特の雰囲気を持っていて、惹きつけられるものがあった。
○悪かった点
・場面転換がせわしなかった所。
→しかもそれだけでなく、謎を秘めたキャラクターが(今のところは)理解不能な言動をしているので、尚更分らなかった。
・誰一人としてキャラクターが立っていなかった所。
→多分、真九郎と紫の2人が主人公なのだろうが、両名ともキャラクターが立っていなかった。
どちらも何を考えて行動しているのかが分らないし、気持ちも分らない。
特に、紫が真九郎の部屋から出て行った気持ちが分らない。恐らくは設定では紫は「生まれてからずっと屋敷の奥に閉じ込められていて、一度も外の世界を知らない少女」なのだろう。
僕はその設定だけでは紫をイコール不幸な少女とは見られない。
少なくとも初回で見せられた情報からでは、紫を少なくとも不幸な少女であると見ることは出来ない。
1話かけて、紫の1日の生活を描写して、それが例えば自分の意思でやりたいことが出来ないとか、分刻みのスケジュールが組まれていて子供らしい遊びが出来ないだとか、そういう境遇であったら、紫が真九郎の部屋から出て行くのも理解できた。、
長くなったので真九郎の方は省くが、彼にしても同様だ。学生なのにどうして危険な仕事をやっているのか、どうして一人暮らしをしているのか?両親はどうしたのか?等々。
ここまで人物描写が出鱈目だと、かえってすがすがしさを感じる。
もう二度と見ない。