○良かった点
・こやまきみこと斉藤桃子の同人誌作成物語。
→アニメ学校で漫画の描き方を学ぶのは良いとしても、何故背景なのだろう?
背景の大切さは理解しているつもりだが、2人には時間が無いのだから、背景よりも人物の描き方とか、物語の作り方を教えてもらった方が良いのではないだろうか?
そうでなければ、画の勉強は斉藤桃子、物語作りの勉強はこやまきみこと分担して学んだ方が効率的ではないだろうか?
風景画にナレーションを重ねるNHKの自然ドキュメンタリー風同人誌を描くつもりなら別だろうが。(むしろ写実的な背景が描ける様にデッサン力を付けさせた方が良く、美術の専門学校に行ったほうが良いだろう)
そもそも、2人がどんな漫画(2人が漫画を描く事が前提となっているのは酷いと思う。小説の同人誌だってあるのだから)を描きたいのかも分からないのに背景の勉強をさせても無意味だと思う。
極端な話、それらしい背景を1コマ描いてしまえば、後は背景が無くても問題無いからだ。
2人が描きたいものは何だろう?
・ジャスティスの回想を漫画風にした所。
→作品に合っていたうえに、アニメの絵より上手くてそのギャップに笑った。どうせなら原作者が描けば良かったのに。
○悪かった点
・ジャスティスの勘違いで物語を進めた所。
→それで面白ければ文句は無いが、ジャスティスの勘違いネタはこれっぽっちも面白くない。脚本家は本気でこの脚本が面白いと思っているのだろうか?
個人的にはジャスティスの勘違いネタより、なじみが締め切り前にテンパって奇行を働いたり、バイト先でドジを踏んでクビになって困ったりする姿が見たい。
ギャグ漫画の主人公は、基本的に調子に乗っておイタをした挙句、最後に自分が痛い目に逢う展開が面白いからだ。(古くはドラえもんやど根性ガエル、最近ならケロロ軍曹)
この作品なら、なじみは同人誌で金儲けがしたい!という不純な動機で行動しているので、毎回最後は儲かるどころか大きな借金を背負い込むようにした方が面白いと思う。(ケロロ軍曹のお決まりのパターンのパクリだが、クソつまらないジャスティスの勘違いネタよりかは遥かに面白いと思う)