2005/10/28

ローゼンメイデン トロイメント 第02話

今回も面白かった。

・真紅の苦悩、真紅の想い。

冒頭、薔薇水晶の攻撃に反撃しようとした真紅だったが、一瞬、薔薇水晶に水銀燈の姿を重ね合わせていたシーンが印象的だった。
薔薇水晶は当然、アリスとなるべく真紅のローザミスティカを奪いに襲ってきたに違いない。
それがローゼンメイデンの宿命だからだ。
だが、真紅は仕方が無かったとは言え、姉妹である水銀燈を壊してしまった。
このまま戦ったら、自分はまた姉妹の一人を失ってしまう・・・
そんな想いが、真紅の反撃を躊躇わせたのだろう。
彼女の気持ちが伝わる1カットだと思った。


薔薇水晶に水銀燈を重ね合わせる真紅


また、雛苺、翠星石、蒼星石にいらぬ心配をかけまいと、最後の姉妹が現れた事を彼女たちに内緒にするその姿は、見ていて辛いものがあった。
彼女たちに薔薇水晶の事を話せば、きっと彼女たちは戦うと言うだろう。
(真紅は彼女たちが怯えると言っていたが、そんな事は言わないだろうし、真紅もそれを重々承知しているはずだ)
そうなれば、もしかすると水銀燈のような運命を辿るかもしれない。
真紅は自らが体験した嫌な思いを、他の姉妹たちに味あわせたくないという気持ちもあったのだろう。
これもまた、真紅の気持ちが痛いほど伝わった。


・ドール達の真紅への想い。
真紅の異変を、ジュンの態度から気づいたのは蒼星石だった。
ちょっと意外だな、と思ったが、よくよく考えてみれば、雛苺はちびちび苺なので論外だし、翠星石はちびちび苺をいぢめる事しか(今のところ)頭に無いので 論外。
のり姉ちゃんに至っては、天然ボケが酷く、そう簡単には気づきそうに無い。
消去法から、蒼星石が真っ先に気づくのは当然か?

蒼星石が真紅に悩み事を聞く(というより問い質すと言った方が良いか?)シーンは迫力があった。
”真紅とジュンの間の出来事が原因で真紅が悩むなら口は出さない。だが、アリスゲームなら自分たちの問題だ。”
真紅が思っていたよりも、肝の据わった蒼星石の言葉に真紅は勇気付けられただろう。
きっと真紅は、詰まらない事で思い悩んでいた自分と、最後のドールが現れた事で、姉妹たちが恐れおののくと思い込んでいた自分をが恥ずかしいと思っただろ う。
蒼星石の気持ちを聞いてからの真紅の表情は清々しく、以前の威厳を取り戻していた。



真紅のヘアウィップがジュンに炸裂!
これが本来の、真紅の姿。


・ジュンが買ったオルゴール
ジュンがドールショップで買ったオルゴールも良い味を出していた。
最初、ジュンが真紅の為だけにオルゴールを買ってきたとばかり思っていたが、雛苺や翠星石や蒼星石にも買ってきていたのには驚いた。
特に翠星石、蒼星石に対してオルゴールを買ってきていた点は驚きだ。
それだけ、ジュンの中では翠星石や蒼星石も家族と同然の立場というか、地位になっていたのだろう。

あと、ラストシーンで、真紅がジュンにもらったオルゴールを、くんくん探偵の人形のすぐ隣に置いたシーンがあったが、これは今回の話の中で一番良いシーン だと思った。
家来だ下僕だとジュンに言っておきながら、真紅の心の中では、大好きなくんくん探偵と同じ位置にジュンが居る事を示している。
このシーンをみて、僕は本当に嬉しくなった。
真紅とジュンの絆がより強いものになった瞬間が見られたのだから。



真紅は、くんくん探偵の人形の隣にオルゴールを置く。
オルゴールに置かれたくんくん探偵の右手が憎らしい。

これは予想だが、ジュンが贈ったオルゴールが何かの伏線だったりしないだろうか?
後々に効いてくる小道具だと思うのだが・・・


・謎の人形職人
後姿しか見せていないが、01話の冒頭でローゼンメイデンを作った人物と似ている。
果たして、彼が真紅たちを作った人形職人なのだろうか?


謎の人形師


次回は金糸雀(カナリア)の登場だ。
金糸雀が出るとギャグになるので、次回がとても楽しみだ。



金糸雀




見所



真紅と蒼星石のタイマン

パズドラクロス 第87話「光の潰える時」

一難去ってまた一難。 見所 見所はもっとあるので「もっと読む」をクリックして下さい。