Aパートは、地の国一の頭脳派、かしこいぬを巡る騒動だ。
今回の話で感心したのは、かしこいぬとうるさいぬの行動の違いと男爵の心変わりをきちんと描いていた所だ。
かしこいぬは、こてんこ達を翻弄する陽動作戦を実行。
そして、こてんこ達が戻って来た場合の対処や、まてんこにてんしんした場合の作戦も考えて実行していた。

地の国一の頭脳派、かしこいぬ。

戻ってきたこてん号を、骨ミサイルで足止め。
この隙に、集めた天の星を回収する作戦。

天の国の人達の困った声を流し、こてんこ達をこてん号からおびき出して捕獲。

まてんこにてんしんした後、男爵をおだててまてんこと対決させ、まてんこを疲れさせようとする。
いずれの作戦も、薔薇乙女一の頭脳派、金糸雀とは比べ物にならないくらい、賢い(というよりずる賢い)。
一方、うるさいぬは、男爵に褒められたい一心で、とにかく天の星を集める事しか考えずに行動していた。
(もしくは、本能に従った行動しかしていない)

かしこいぬの作戦により、こてんこ達が居なくなったその間に
うるさいぬは天の星を回収する。

が、こてん号のパンチグローブで吹っ飛ばされる

かしこいぬが足止めの為に飛ばした骨ミサイルを勝手に回収してしまう
これらのかしこいぬとうるさいぬの行動を見た男爵は、うるさいぬよりかしこいぬの方が使えると判断する。
これは当然だろう。僕もそう思う。
だが、かしこいぬの持っている計算機が奪われ、男爵号が暴走を始めた所から状況が一変する。

まてんこに計算機を奪われるかしこいぬ。
途端に弱気になってしまう。

暴走する男爵号が、動けない男爵の所に突っ込んで来る。
ねこうもりは早々に逃げ出すが、うすさいぬは男爵を見捨てなかった
僕はうるさいぬが男爵を見捨てず、一緒に逃げようとしたその行動に感動した。
うるさいぬが如何に男爵を慕っているかが良く分かるエピソードだった。
Bパートは、海を作っている妖精の手伝いをする話。
ここで面白かったのは、まてんこが塩を滅茶苦茶にばら撒いた結果、海岸沿いに生育している植物が真っ黒にしおれてしまった描写だ。
植物に塩を与えるとダメになってしまう現象を、さり気無く入れているのは上手いと思った。

植物に過剰な塩を与えると・・・

こうなります
(ただし、塩生植物の例もあるので、全ての植物が塩に弱いという訳ではない)
植物の塩害についてはこちらに詳しい解説がある。
見所

男爵とうるさいぬの2ショット
男爵はうるさいぬのような忠実な部下が居て幸せ者だ。