2005/10/09

ふしぎ星の☆ふたご姫 第01話

感想
(この感想は、01話から28話まで観た上での感想である)
初回を観るのは何度目だろう?
3回か4回目だと思うのだが、いつも思う事はファインが可愛いという事だ。


・・・冗談はさて置き、一番感じた事は「色々と情報を詰め込みすぎじゃないか?」という事だ。
一応、このアニメは子供向けに作っているはずなのだが、初回にしては情報を与えすぎではないだろうか?
○主人公のふたごの姫。
○ふしぎ星の構成。
○プリンセスパーティー。
○おひさまの国を除く、6つの国のプリンセス達。
○おひさまの恵みの異変とふしぎ星の危機。
○ふしぎ星を救う使命。
○プリンセスリオーネとの関係。
いきなりこれだけの情報(抜けがあるかもしれないが)を子供に与えても憶えきれるものではない。
初回はふたごのファインとレインが、「ふしぎ星始まって以来のプリンセスらしくないプリンセス」である姿を強烈に見せつけた方が良いのではないか?
●朝になってキャメロットが起こしに来ても起きない。
●(偏見じみているているが)女の子なのに大食で早食い。
●落ち着きが無く、集中力が持続しない。その為、キャメロットが出した宿題も片付けられない。
●好奇心が旺盛なので、キャメロットの眼を盗んでは、二人でお城の探検。(これを利用して、おひさまの恵みに異変が起きている事をファインとレインに分からせる。ついでに城の構造も紹介する。更には、レインはお城の地下室を探検しようとするけど、ファインは怖がって行きたがらないといった行動の違いを見せるとか。)
●好奇心と親切心から、お城で働いている人たちの手伝いをしてみる。が、失敗して迷惑をかけてしまう。(これもプリンセスらしくない行動と考えられる。王族は国を治めるのが仕事なので、王族に仕える者達の仕事をするものではない。プリンセスらしくないが、好意的に解釈される)
●プリンセスという立場だが、決して権威をかざす事はせず、どんな人に対しても笑顔で接する。

これらがファインとレインの普段の姿として表現されれば、プリンセスパーティ(これも説明が必要なのだが)でのファインとレインの行動が、子供でも読みやすいのではないだろうか?

とにかく、最初は主人公がどういう人物なのかを提示するのが先決だと思う。
プリンセスパーティやふしぎ星の危機は後回しで良い。慌てなくても後50回以上も話数があるのだから。

※もちろん、これらの考えは01話から28話まで観たから言える事だと言う事は重々承知している。


追記(12/23):
先日、ふたご姫第二期の製作が決定した。
第二期はどんなストーリーになるのだろうか?



見所




2005/10/07

こてんこてんこ 第01話

主人公のこてんこが二重人格(?)という設定は面白いと思った。
しかも、天使の輪の輝きが失われると別人格に変わるという設定や、元のこてんこに戻す為には、天使の輪を取り替えるという設定も子供に分かりやすい。
(天使の輪の交換は、アンパンマンの設定のパクリともいえるが・・・)

こてんこは、将来、天の国の王になる役目がある。
だが、こてんこには年上の兄弟がいる。
彼らには王位継承の権利は無いのだろうか?
それと、こてんこのもう一つの人格、まてんこは何故生まれたのだろうか?
地の国と何か関係があるのだろうか?

毎週見ようとは思わないが、時々見るくらいなら良いかな、という程度。

次回は・・・気が向いたら見る。

2005/10/01

ふしぎ星の☆ふたご姫 第27話

今回は終盤まで良い展開だと思った。
シェイドが身分を偽り、エクリプスとして行動を開始した事。
プロミネンスの力を手に入れようとした動機。
その後の行動。シェイドの説明で納得した。
そして、ブライトが自責の念に駆られ塞ぎ込むのも、責任感の強いブライトならありえるし、ファインとレインが「プロミネンスの力が無くても~」と前向きになるのもありえる。
兄思いのアルテッサがファインとレインの元へ怒鳴り込むのも納得した。
ブライトが魔道に落ちるシーンでは、黒い霧無しでブウモに説得されて欲しかった。(黒い霧を使うのはよくあるパターンなので、悪くは無いが。)
魔道に落ちたブライトがふしぎ星の王になる為に、自作自演を行ったのも納得した。(セコい作戦だが。)
暴走した宝石掘りマシンで逃げ惑う人々を誘導するファインとレインも良かった。
プロミネンスの力が無くても、自分が出来る事を体現したファインとレインの行動は素晴らしい。

だが、だがしかし、幼女の姿をしたプリンセスグレイス(これ自体はむしろ素晴らしい)がファインとレインにプロミネンスの力を与えたのはいただけない。
しかもファインとレインを試したと言う。
まさか、ローマンにプロミネンスの力を奪われたのも試練の一つだったりするのではないか?
そうでなければ、ファインとレインがプロミネンスの力を使わずに騒動に対処するとは思えない。
何かあるとプロミネンスの力を使おうとするファインとレインの事だ。
プロミネンスの力が使えなくなるくらいの事をしなければ、体を張った行動派取らないだろうから。

あと、危険を承知で幼女を助けたくらいでプロミネンスの力復活&ドレスアップ&大幅にレベルアップ&新アイテム入手とはずいぶんと気前の良い伝説のプリンセスだ。
今後は、見知らぬ人を助ける毎にレベルアップするに違いない。(ただし幼女限定)

2005/09/24

ふしぎ星の☆ふたご姫 第26話

今回はいつものふたご姫と違ってシリアスな展開だ。
ローマンの策略によって、プロミネンスの力が奪われた。
また、月の国の王子、シェイドがエクリプスである事もファインとレインに知られてしまった。

月の国のお城に潜入捜査をするファインとレインの目を通して、シェイドの普段の生活を知る事が出来た。
母や妹を想い、城で働く者達にも気を配るシェイドは立派なプリンスだ。
一方で、プロミネンスの力を守ろうとするシェイドは、立派なプリンスの姿とは程遠く、がむしゃらに敵に立ち向かっていく。
シェイドの二面性が上手く表現できたと思った。
それに比べ、ブライトはプロミネンスの力を奪う為の餌の役割と、ローマンの手先を逃がす為の役割しか与えられなかった。
このブライトとエクリプスの二面性も上手く表現されていると思った。

初期の頃の二人はブライトは光(女の子の憧れの王子様)、エクリプスは闇(プロミネンスの力を欲する怪しい男)として描かれていた。
だが今はブライトは闇(間接的にだがローマンに協力する王子様)、エクリプスは光(ローマンからプロミネンスの力を守る王子様)となった。

この逆転現象はとても面白い。
ブライトが今後どうやって再び光り輝くのかが見物だ。


また、ファインとレインが行った「月の国のお城に忍び込む」行為は残念に思った。
いくらシェイドがエクリプスかもしれない、と思ったからと言って、不法侵入は許されるものではない。
確かに、ファインとレインの性格なら、目的の為には手段を選ぶような事はしないだろう。
キャラクターの行動としては間違ってはいないと思う。
だが、ファインとレインはプリンセスグレイスのような、立派なプリンセスを目指しているはずだ。
立派なプリンセスを目指す為には、プリンセスレベルを上げなくてはいけない。
ならば、今回の不法侵入は最低レベルにまで落ちても不思議でないはずだ。
むしろ、プロミネンスの力を行使するに相応しくないと判断されてもおかしくない。
脚本家や監督はこれらの事をどう考えているのだろう?
もし、目的の為なら法も道徳も破っても問題ないのだ、という思想だとしたら、僕が毛嫌いしている倉田英之や(悪い脚本を書いた時の)黒田洋介や山田典枝と同じレベルだ。

僕がファインとレインに月の国のお城を探検させるのならば、ムーンマリアのお見舞に来たと理由を付けて月の国に行かせる。
そして、ファインとレインが交代で、片方はムーンマリアやシェイド、ミルキーの相手をして、もう一人はトイレに行くとか適当な理由を付けて中座して、その間に城を探検する。
これだったら、不法侵入よりかは正攻法だと思うのだが、如何だろう?

2005/09/17

ふしぎ星の☆ふたご姫 第25話

今回は、ファインとレインのプリンセスレベルは上がらなかった。
自分の判断でプロミネンスの力を使わなかったのがその理由だ。
だが僕は、むしろレベルダウンするべきではないかと思った。
なぜなら、アルテッサを助けた後、アルテッサの持ち物だと思われる箱(本当はイナゴが入っている箱)を勝手に開けてしまったからだ。
親しき仲にも礼儀あり。これはプリンセスらしからぬ行為ではないだろうか?
しかも、アルテッサは開けるなと言っていたのだから。(開けたタイミングと同時ではあったが。)
話の展開から、どうしてもイナゴに登場してもらわなければならないから、ファインに開けさせたのだろう。
僕だったら、アルテッサに箱を渡そうとするが、手を滑らせ箱を落としてしまい、イナゴを逃がしてしまう。
これだったら、ファインの過失で済まされると思うからだ。

あと、ベストフラワープリンセスにソフィーが選ばれたが、僕は納得がいかなかった。
何故なら、ベストフラワープリンセスの評価を、花を飾る手法や演出ではなく、それとは別の所で評価したからだ。
これでは、他国のプリンセスのために働いたプリンセスがベストプリンセスとなってしまうではないか?
まず有り得ないが、今後もしかすると、自作自演を行うプリンセスが現れるかもしれない。
大会を行う前に、選考基準をはっきりさせるべきではないだろうか?

それにしても、今回のプリンセスパーティにミルロが参加してきたのには驚いた。
てっきり、しずくの国の女王が参加させないと思ったからだ。
きっと、事情を説明して、納得してもらったのだろう。




今回の見所



シェイドを見つめるファイン



アルテッサ

2005/09/10

ふしぎ星の☆ふたご姫 第24話

今回の話のテーマは、一体何だったのだろう?
エクリプスは悪い奴じゃない、と言う事を教えるのがテーマだったのか?
それとも、喧嘩は良くない、と言う事を教えるのがテーマだったのか?
それとも、他人の喧嘩の首を突っ込むと、痛い目に遭う、と言う事を教えるのがテーマだったのか?

僕はラストシーンから、ブライトの劣等感を出させる為に、今回の話を作ったのではないかと思った。
自ら、かざぐるまの国の内紛に首を突っ込んだのは良いが、何も出来ずにおろおろするだけだった自分に腹を立てていたブライト。
だが、僕にはブライトの悔しさが何一つ伝わらなかった。
ブライトは何故、隣国の内紛に首を突っ込んだのか?
動機が描かれていないから、今回のブライトは、ティオと同じレベルの人になってしまっている。
(ティオはあれで良い。ティオはお笑い担当なのだから。)
だから、ラストシーンでブライトが悔しがってもこちらには何も伝わらない。

今回の話がもし、ブライトの劣等感をテーマにしているのであったなら、ブライトの目線で話を進めていくべきだった。
最初で、ふたご姫がかざぐるまの国に行き、祭りが行われない事を知るシーンの後、宝石の国に場面転換させる。
そこで、ブライトがかざぐるまの国で起きている内紛の調停役として買って出る。
(この時に、動機を描く。動機は13話のエクリプスとのやり取りのシーンや、18話の飛行船レースで野次られた時のシーンの回想でも入れておけば十分だろう。)
後はファインとレインの面白いシーンや、エクリプス乱入のシーンを織り交ぜながら、ブライトの無力さを見せるシーンを入れる。
そして最後のシーンを持ってくれば、ブライトが思っている、情けなさや悔しさが伝えられるのではないだろうか?

最後に。
風のボンボン祭りは、鳥人族が居なくても出来る祭りにしか見えない。
祭りに鳥人族が居なければならない理由はどこにも見当たらないのだが?




今回の見所



ティオ

2005/09/03

ふしぎ星の☆ふたご姫 第23話

今回は、些細な事かもしれないが、気になった台詞があった。

(ハンマーで痛めつけられたエクリプスがプロミネンスの力を使うな、と言った事に対して。)
「でも、このままじゃみんなが育てた花が(駄目にされちゃう)!やるしかないよ、レイン」
(ローマンの手先は、エクリプスを痛めつけたので、今度は花壇を荒らしても邪魔が入らないだろうと思って花壇に向かったようにも見えるが、僕にはエクリプスを更に痛めつける為に向かって行ったように見えた。)

「でもこのままじゃ、みんなの花が(飛ばされちゃう)!」
(プロミネンスの力で発生させた竜巻で皆が飛ばされそうになっている時の台詞)

ファインのこれらの台詞には引っかかるものがあった。
人の命より、花が大事なのだろうか?
子供の発言とはいえ、流石に問題ではないだろうか?

最後のシーンでは、キャメロットが「フラワーアレンジメントに一番大切な事は花を愛する気持ち」と語っていたが、花を愛する気持ちさえあれば、人の命などどうでも良いとでも言うのだろうか?
キャメロットがそれまでの経緯を知らなければ言っても良い台詞だろうが、一部始終を見た上でこの台詞は問題ではないだろうか?

このアニメがギャグアニメだったら、これらの台詞も笑って突っ込みを入れる事が出来る。
だがしかし、ふたご姫はギャグアニメでは無い。故に、僕はこの台詞に引っかかった。


僕だったら、こうする。
1.ローマンの手先が花壇を荒らす。
2.ファインとレインが止めるように言う。
3.手先は、止めて欲しかったらプロミネンスの力を寄越せという。寄越さなかったら、花壇をもっと荒らすと脅す。
4.ファインとレインは、花壇を荒らされるくらいなら、プロミネンスの力をあげると言って、ドレスアップしようとする。
5.エクリプスが止めに入り、手先を追い払う。
6.ラストシーン
派手さに欠けるだろうが、これくらいで十分なのではないだろうか?




今回の見所



ルル



プリンセスたちとプーモ

パズドラクロス 第87話「光の潰える時」

一難去ってまた一難。 見所 見所はもっとあるので「もっと読む」をクリックして下さい。