今回は面白くなかった。
新キャラのビビンのキャラクターが立たないうちに話を進めてしまったからだ。
ビビンがどういう目的を持ってロイヤルワンダー学園にやって来たのかは分かるのだが、ビビンがどれ程の意気込みをもって卒業試験に臨んでいるのかが分からなかった。
例えば、ビビンがふたご姫同様、落ちこぼれの生徒だったら、たとえどんなに小さなアンハッピーフルーツでも良いから、ノルマを達成できるようにちまちま集める、とか、野望溢れる生徒だったら、ブラック学院の卒業生が取った最高記録の倍以上の大きさのアンハッピーフルーツを取ってやる!とか、ビビンの性格が分かるような描写を見せて欲しかった。
あと、ビビンが集めようとしているアンハッピーフルーツは、一体どれだけ集めれば良いのだろうか?
おっきいアンハッピーフルーツとはどれくらいの大きさなのだろう?
それに、アンハッピーフルーツはいくつ集めれば良いのだろう?1個?10個?100個?1000個?それ以上?
ロイヤルワンダー学園の減点制度のように具体的に描かないと分からないので、イメージで表現するとか、具体的な数字を出す等、はっきりさせて欲しかった。
話の中身も、あまり良いものではなかった。
レモンのお笑いライブを始める切欠が、ファインとレインがレモンのネタ帖の中身を知りたいだけ、という不純な理由からだし、レインが学園ニュースに取り上げるのも生徒たちに笑顔を与えたい為でなく、ただ単にレモンのネタを披露させてあげたいだけだし、レモンが自分のネタがウケなくなった事をネタそのもののせいにしたり、レモンのネタがビビンのせいで受けないのに無理矢理笑ったりと、酷いものだった。
これがまだ、学園仲良し計画を進めるために、レモン自らが協力する、というストーリーだったら良かったのだが。
パズドラクロス 第87話「光の潰える時」
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