ストーリーにもあるように、王国始まって以来の双子の駄目プリンセスが主人公となっている。
彼女達は、星の危機を救う大役を背負わされたのだが、これまた危機感が感じられない。
子供な上に、危機が目前に迫っていないからなのか?
いや、子供でも危機を感じさせるやり方はある。
それは自分達の両親が危機に陥る事だ。死ぬかもしれないくらいの危機。
一例として挙げるなら、「夢のクレヨン王国」だ。
主人公は、クレヨン王国のシルバー王女。
彼女の12歳の誕生パーティの最中に、謎の少年によって両親が石にされてしまう。
このままでは両親は死んでしまう。少年に元に戻してもらう為に、王女は旅に出る。
話はそれてしまうが、僕は「夢のクレヨン王国」がとても好きで、ビデオシリーズを全てキャプチャーして、DVD化して保存しておいたくらいだ。
前々から、DVD化しないものかと思っていたが、ようやく願いがかなって、DVD-BOXとして発売が決定した。
「夢のクレヨン王国」のプロモーションビデオが公開されているので、興味のある人は見てみるといい。
話を戻すと、「ふしぎ星の☆ふたご姫」は、絵は最近の視聴者にあわせた作りになっているが、肝心の話の方はレベルが低いと言うしかない。
さて、今回の話に移ろう。
(これ以降の感想は、12/23に見たものである。第01話~第38話まで見た上での感想となる。)
今回のテーマは、「信じる心」らしい。(帰りの気球の中でプーモがそう言ったので間違いないだろう)
宝石を盗まれたアルテッサがタネタネの国のプリンセス達やシェイド(当時はエクリプスだが)を疑うのは問題無い。
そこで問題となるのが、ファインとレインがどうしてタネタネの国のプリンセスが物を盗むような人物でないと信じられるのか?だ。
何故、ファインとレインは初めからタネタネの国のプリンセスを信じる事が出来たのだろう?
まあ、彼女達は子供なので、他人を疑う事を知らないので、タネタネプリンセスを疑わないとも言えるかもしれないが・・・
ただ、それは疑っていないというだけで、彼女達を信じているとは言えないはずだ。
となれば、やはりファインとレインは、タネタネプリンセスを信じる根拠を示すべきだ。
例えば、こういうのはどうだろう?
ファインとレインがパーティ会場でルーチェを落としてしまった。
プリンセスグレイスから頂戴した、とても大切なルーチェだ。
必死になって会場を探し回るがなかなか見つからない。
困ったファインとレイン達の所へ、タネタネプリンセスがルーチェを持ってきてくれた。
ルーチェは、タネタネプリンセス達の目線なら見つかる所に落ちていたのだ。
ファインとレインは、タネタネプリンセス達に感謝して、お礼にデコールを作る。
これだったら話は繋がり、更にファインとレインはタネタネプリンセス達を信じる根拠が出来るだろう。
あと、ファインとレインがコロッケを作る発想が全く理解できない。
いくらなんでも奇抜さを優先しすぎだろう。
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