○良かった点
・一太の誤解を解く方法。
→方法はベタで王道だけど、それがベストだと思った。
○悪かった点
・いちごの回想。
→いちごが嘗て妹に対して感じていた劣等感を、一太に重ね合わせていたが、説得力が無かった。
やはり、初回にいちごのキャラクターを立てなかったのが響いている。初回で立てておけば、たとえいちごが回想したようなシーンが無くてもいちごの台詞に説得力を持たせる事が出来ただろうに。
・一太のケーキ嫌い設定。
→一太がケーキ嫌いになった理由を描いていたが、あの描写だとむしろ和菓子屋の息子でありながら洋菓子に心を奪われた兄に対して怒りを感じる方が筋が通っていると感じた。
一太は家業そのものや家業を手伝う兄の姿に誇りを持っていただろうし、だからこそ家業を手伝っているのだろうから、ならば家を出て洋菓子作りに身を投じる兄を憎むのが自然だと思う。