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2011/09/21

異国迷路のクロワーゼ The Animation 第12話「屋根の上の猫」

○良かった点
・なし。
 →今回も結局何が描きたかったのか分からなかった。
  湯音がギャロリで役に立つ立たないの話(これ自体おかしいのだけどね)と思ったら、クロードの父親絡みのトラウマ話になったり、最後まで何が何だか分からなかった。
○悪かった点
・湯音の言動。
 →クロードの大人気ない言動でしょんぼりしているかと思ったら、唐突に、チーズ屋(でいいのかな?)の看板のモデルになった猫を探そうとギャロリの屋根に上って、それをクロードに咎められたら(ギャロリのみんなの)お役に立ちたいとか言い出すし、全く訳が分からなかった。
・クロードのキレ所。
 →湯音が父親の形見を雑に扱ってブチ切れるのならまだしも、ただ手に取っただけでブチ切れるのは全く理解が出来ない。
  何か精神的な病にでも罹っているとしか思えなかった。
・湯音がギャロリの住人達と仲良くなっていた所。
 →だからいつから何を切欠に仲良くなったのかと。だって、子供とはいえ怪しい外国人が自分達のギャロリをうろついていたら(時代背景も含めて)住人としてはいい気分ではいられないだろうに。
  そういう人達とどうやって心を通わせたのか、全く想像も出来ない。湯音はどうやってギャロリの住人達の心を掴んだのだろう。
  ・・・まさか、浮浪児が湯音に心を許したからギャロリの人達も心を許した、なんて事は・・・言わないよね?流石に。
・謎を放置した所。
 →湯音がどうして盲目になった(まだなりかかりかな?)姉を置いてパリに来たのか、湯音の姉はどうしてグレーなのか、湯音の父親(母親は亡くなっているみたいだから)はどうして湯音をパリに送る事を許したのか、その他諸々、謎を残したまま終わったのは残念だった。
  もし次回作があるなら、そこで描いてほしい。見ないけど。

2011/09/12

異国迷路のクロワーゼ The Animation 第11話「祈り」

○良かった点
・なし。
 →クロードが湯音に何とかって場所に行かせたくない理由を描くのかと思ったら湯音の病弱な姉の話になって、結局何が描きたかったのか分からなかった。
○悪かった点
・回想。
 →湯音の回想なのに何故か湯音の姉目線が入っていておかしかった。こういう変な回想、たまに見かけるけどね。
・湯音の姉に謎を残した所。
 →何故湯音の姉の瞳の色は鳶色なのだろう?幼い湯音が知る事は難しいのだろうけど、非常に気になった。オスカーと何か関係あったりするのだろうか?そこまで穿った見方をしなくてもいいのかな?
・湯音の言動。
 →回想を見たらますます、湯音の言動がおかしく見えてしまった。どうして自分のせいで姉が弱ったのかもしれないのにその姉を置いてパリに行くのか、どうしてパリに来て初めて、姉の為に祈ったのか理解出来ない。
  姉の為に祈る暇があるなら、とっとと日本に帰って、嘗て姉が自分にしてくれたように、姉を看病するべきだと思うのだけど・・・

2011/09/05

異国迷路のクロワーゼ The Animation 第10話「魔術幻燈」

○良かった点
・パラパラ漫画ネタ。
 →小学生のころ、よくノートや教科書の端に描いたものだ。何とも懐かしい気分になった。
○悪かった点
・湯音がギャロリの人達と仲良くなっていた所。
 →今までにそうなるまでのエピソードなんて無かったのに、いつの間にか仲良くなってました描写を入れられても困る。
  1回でいいから、隣近所の人と仲良くなる話があれば、後は想像で補う事もできるので1回はやって欲しかった。
・アリスがギャロリの人達と仲良くなった所。
 →設定上は、ギャロリの支配者であるアリスはギャロリの人達から良い印象をもたれていない、歓迎されていないとなっているけど、いつの間にわだかまりが解けたのだろう?
  それまでにギャロリの人達から敵愾心剥き出しの態度を取られたとか、出て行けといわれたとか何かあれば良かったのに。
  こんなんじゃあ、クロードだけがアリスを嫌っていたって事に・・・正解はそれ?クロードだけが敵愾心抱いていただけ?
・クロードと父親ネタ。
 →カミーユとの過去話よりかはマシだったけど、それでも面白くなかった。雰囲気でしか父親との関係を描写していないので、どうしてクロードが父親に対して対抗心(この解釈すら怪しいけど。もしかしたら敵愾心かもしれない)を燃やすのか、理解出来なかったし、湯音の一言を思い出してわだかまりを解消したのも理解出来なかった。
・湯音の回想。
 →一緒に影絵遊びをした、お姉さんとの良い思い出があったけど、それなら尚更、どうしてあんな良いお姉さんを残してパリに行くのか理解に苦しむ。
  あんな良いお姉さんを残してまでパリに行きたかった理由は何?

2011/09/02

異国迷路のクロワーゼ The Animation 第09話「秘密」

○良かった点
・なし。
 →前回に引き続いて、どうでもいいクロードとカミーユの過去話をやってくれたのにはがっかりした。
  湯音をほったらかしにしてまでも描きたい話だったの?
  内容見たら、到底、そんな風には思えなかったのだけど。
○悪かった点
・クロードとカミーユの過去話。
 →2人が既に知り合った後で、カミーユのトチ狂ったな台詞から始まって、クロードの為を思って、冷たくしたんだからね!的な逆ギレで落とす過去話を見ていて頭が痛くなった。
  何故2人が知り合うところから始めないのだろう?どう考えても接点なんて無いクロードとカミーユがどうやって知り合って、どうして仲良くなったのか、全く想像がつかない。
  あまり引き合いに出したくないけどアニメ「小公女セーラ」のセーラとピーターは今回のクロードとカミーユの子供時代とまでは行かないまでも、結構な仲の良さを見せているけど、そうなる経緯をちゃんと丁寧に描いている。
  今回のエピソードは、小公女セーラで例えれば、セーラの誕生会でピーターがセーラにプレゼントを渡して、セーラが喜んでそれを受け取るシーンをいきなり見せられるようなもので、身分の違うセーラとピーターがどうしてそんなに仲良しなの?と疑問に思わずにはいられない。
  何故、どうしてそこから回想を始めたのだろう?全く理解出来ない。
・回想で肝心の部分を描かなかった所。
 →過去話で肝となるのがカミーユの見せかけの心変わり、なのだけど、その心変わりの肝となるカミーユの祖母や母親との話をただの台詞で流してしまった。
  何故、そこを描かないのか理解出来ない。祖母や母親から言われて、カミーユはどう思ったのか、どうしたのか、そこを描いた上でクロードの誘いを断るエピソードや危険を冒してまでもクロードの家の工房をのぞきに行ったりするエピソードが生きる訳で。
  そこは想像で補え、じゃ駄目なんだけどなぁ・・・そこはカミーユの言動を変えた重要な場面なのだから、想像しろ、は乱暴すぎるのだけど・・・

異国迷路のクロワーゼ The Animation 第08話「子供部屋」

○良かった点
・なし。
 →いきなりクロードとカミーユの過去話が入って、しかも結構長くて非常にうっとうしかった。
  正直、クロードとカミーユの過去なんてこれっぽっちも興味が無い。
  湯音が今まで見た事がなかった異国文化に触れてどう感じたか、どう思ったかが知りたいのに。
○悪かった点
・クロードとカミーユの関係描写。
 →2人の間に何かあるな、で終わらせておけば良かったのに、どうしてわざわざ2人の過去に何があったか?描写を入れるのか理解出来ない。
  そんなものを入れる暇があるなら、湯音のリアクションを描け、と思う。
  この作品は湯音の物語じゃなかったのかよ。
  クロードの話が描きたかったら、OVAでやってくれ。
・アリスの過去話。
 →てっきり、アリスがどうして日本被れになったのかを描いてくれるものかと思ったら、ただの思い出話でした。
  個人的には、アリスがいつ、どういう切欠で、どうして日本に異常なまでの興味を示したのかが知りたかったのに。
  湯音と知り合って、初めて日本という国、文化を知って、徐々にのめり込んでいく、というならまだしも、スタート時点で既に被れているのだから、どうしたって動機部分に興味がわいてしまう。
  どうしてアリスは日本文化に興味を持ったの?教えて?教えてくれなきゃ、ただのキャラクター設定で終わっちゃうよ。
・カミーユと湯音の会話。
 →カミーユが何を言っているのか理解出来ないだけでなく、何故だか湯音がそれに同調して分かる分かる的な会話をしているのに驚いた。
  女同士の会話って、こんな感じで論理や理屈や道理を超えた、鳩山的会話なの?
  車のエンジンコピペがあるくらいだから、そうなのかもしれないな。
  じゃあ、あのシーンは女性からしたら全く不自然でないのかもしれないね。
  僕には理解不能だけど。

2011/08/21

異国迷路のクロワーゼ The Animation 第07話「天窓」

○良かった点
・なし。
 →やろうとしていることは理解できるけど、ただシチュエーションを並べ立てただけで心に響くものが何も無かった。
  何でも詰め込めば良いってものじゃないと思う。
○悪かった点
・3つのエピソードをいっぺんにやった所。
 →「泥棒少年の更生」「湯音の病気」「湯音とクロードがより親しくなる」後者の2つはできなくはないけど、これに泥棒少年の更正を加えるのには無理があったと思う。
  更正話は単体でやった方が描きやすいだろうし、テーマ(例えば、更正には愛情が必要だ、とか更正には信頼が必要だ、とか)をより強く訴えることが出来ると思う。
・泥棒少年が更生した所。
 →何故更正したのか、さっぱり分からなかった。贖罪のつもりなら、盗んだ燭台を返す方が余程更正というテーマに適っているのに。
  もしかして売り物の花じゃなく、野草の花を湯音にあげたのは更正を意味するものじゃなかったりするのかな?
・湯音が泥棒少年に特別な挨拶をした所。
 →何故そうしたのか、さっぱり分からなかった。泥棒少年にやるんだったら、真っ先にクロードやオスカーにやらないのはおかしい。
  やった上で、泥棒少年にやったのなら・・・やっぱり分からないや。
  湯音自身がそういう立場にいたわけでも、日本に居た時に浮浪児の友達がいたわけでも、肉親に似ていたわけでもなさそうだし。
  なんで?

2011/08/09

異国迷路のクロワーゼ The Animation 第06話「鳥籠」

○良かった点
・着物とドレスの違いをちょっと描いた所。
 →ただ見てくれの違いじゃなく、ちょこっと掘り下げたのは良かったけど、個人的にはそれだけじゃ不十分だった。
○悪かった点
・着物とドレスの違いを深く掘り下げなかった所。
 →それぞれの違いを、湯音とアリスが交換着衣によって見せられたのに、着付けの過程をすっとばしてしまった。
  着物の着付け自体見る機会なんて無いし、当時のドレスなんて知る由も無い。
  折角、それらの違いの描写をする機会があったのに、あっさりカットしてしまって非常にがっかりした。
  着替えのシーンにやらたと時間をかけたくせに、どのように着付けていたのかをカットするなんて意味が全く分からない。
  脚本が駄目なのか演出が駄目なのかは分からないけど、服飾文化の違いを見せる絶好の機会だったのに、もうがっかりだ。
・中途半端なカミーユ描写。
 →服飾文化の違いがメインかと思ったらカミーユの話がメインぽく描かれていて、どっちをメインでやりたいのか理解できなかった。
  カミーユ話をやりたかったら別エピソードでやるべきだと思った。


見所




ちょいエロとか
かつてアニメ「ケロロ軍曹」でギロロ伍長が「うなじ」発言をしていたのを思い出した。

2011/08/01

異国迷路のクロワーゼ The Animation 第05話「迷子」

○良かった点
・なし。
 →湯音が迷子になる話が描きたかったのか、湯音が初めて人を疑う事を知る話を描きたかったのか、クロードにとって湯音は店一番の商品だという事を描きたかったのか、何を中心に描きたかったのか分からなかった。
○悪かった点
・テーマが無かった所。
 →サブタイトルこそ「迷子」となっていたけど、てっきり、湯音の接客の思想とクロードの接客の思想の対立がテーマになっていて、湯音の接客の思想がパリ市民に受け入れられる話だと思っていた。
  が、そんな事は全く無く、泥棒を追った湯音が迷子になってクロードに助けられ他人を疑う事を学ぶという、何ともつまらない、雰囲気アニメには相応しくないエピソードだった。
  人の良い湯音が人を疑う事を学ぶエピソードの、何が面白いのだろう?
  むしろ人の良い湯音に影響されて、パリっ子が人を信じる事の素晴らしさを学ぶエピソードの方がよっぽど雰囲気アニメに相応しい話だと思う。
・湯音が土下座しなかった所。
 →店の品物は盗まれるは、クロードに手間をかけさせるはで、間違いなく湯音だったら土下座をするに違いないと思っていたのに、土下座なんかしやしない。
  一体、湯音の土下座ボーダーはどこにあるのだろう?
・クロードのパリ人の性質説明。
 →クロードが湯音に基本的に見知らぬ他人を疑うが、一度理解できれば一生、その人と友達になる、という説明をしていたが、今回の話はそれを描けば良かったと思う。
  エピソードで描くべき事を台詞で済ませ、台詞で済ませて十分な事を時間をかけてエピソードにするトンチンカンな作りが理解できない。

2011/07/25

異国迷路のクロワーゼ The Animation 第04話「水明り」

○良かった点
・当時のパリの風呂事情を説明した所。
 →当時のパリは水が貴重で、一般人は公衆浴場に通っていて、金持ちだけが自宅で入浴できていた、という事に驚いた。
  ただ、そのギャップと水の貴重さがちょっとした口説明で終わっていたのが残念だったけど。
○悪かった点
・オスカーが湯音とクロードにそれぞれの国の文化の違いを説明していなかった所。
 →湯音とクロードはお互いの国の事を知らないでいるのは仕方が無いとして、オスカーは両方の国の事を知っている。
  にも関わらず、湯音にはパリでは水が貴重で、日本の時のように自宅に風呂があるわけでも、ましてや潤沢に水を使って湯に浸かるなんて事は出来ない、という説明を、クロードには日本では風呂に入る文化があって、個人で風呂を持つ人も少なくないが、パリのように公衆浴場があって、そこで風呂に入る習慣がある。ただ、パリと違ってシャワーでなく大きな湯船に湯を溜めて、大勢の人が一緒に入るシステムだ、という説明をオスカーがしていなかったのはおかしいと思った。
  まあ、説明しちゃったら今回のエピソードが作れないからわざとそうしたのだろうけど、どうしても不自然に感じてしまう。
・湯音がアリスについていった所。
 →理由は言っていたけど、クロードをほったらかしにしてアリスについて行く理由にはなっていないと思った。
  同じくらいの年頃の娘とはいえ、初めて会った人の家に、しかもクロードが快く思っていない人物の家にホイホイついて行く湯音の気持ちが理解出来ない。
  湯音だったら、招待を断った時と同じように断らないとおかしいと思う。
  そもそも、公衆浴場に行くんじゃなかったのかよ、行ったついでに、晩飯の買出しに行くんじゃないのかよ。
  いやね、別に公衆浴場で湯音や当時のパリッ娘の裸を見たかったわけじゃないんだよ?
  当時のパリの公衆浴場がどんなだったか、純粋に知りたいと思っただけですよ?
・湯音がクロードとの約束を忘れていた所。
 →お茶をご馳走になるのはいいけど、晩飯の約束を忘れていたっていうにはいくらなんでも酷いと思った。
  湯音はそういうキャラクターじゃないと思うのだけど・・・
・湯音の土下座。
 →(着物を)返して、じゃなくてきっとクロードの元に帰してくれなきゃ土下座ポーズのまま動かんぜよ、という事なのだろうけど、それって、アリスにとって好都合なだけで湯音をクロードの元に帰す事にはならないと思った。
  もし仮に「着物を返して」という意味だったとしたら、後で湯音がアリスに耳打ちした時の台詞と矛盾してしまう。やっぱり「クロードの元に帰して」という意味だったのだろうけど、やっぱりおかしい。変だ。
  湯音の台詞「かえして」が「返して」なのか「帰して」なのかをはっきりさせる主語を入れてほしかった。「私に」だったら「返して」になるし、「私を」だったら「帰して」と理解できるから。
  どうしてどっちとも取れる台詞にしてしまったのだろう?脚本家はそういう所を気をつけなければいけない職業だと思うのだけど。


見所









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2011/07/18

異国迷路のクロワーゼ The Animation 第03話「日本迷宮」

○良かった点
・日本のイメージ描写。
 →デフォルメしていたけど、当時の日本の状況の理解の助けにはなった。
○悪かった点
・湯音がパリに来た理由を説明しなかった所。
 →湯音の意思でパリに来た事は分かったが、何故立派な家や姉を捨ててまでパリに行きたかったのか、どうして母親の形見の着物を持っていったのか、どうして食器を持ってきた(オスカーが持ってきたのかもしれないけど)のか、後のは余計だけど気になってしまった。
  こりゃ本当に日本編やらないと駄目でしょ。
  てかどうせなら日本編を最初にやってくれよ。やるのかどうか分からないけど。

2011/07/11

異国迷路のクロワーゼ The Animation 第02話「チーズ」

○良かった点
・雰囲気。
 →雰囲気は悪くなかった。ということでARIA方面でひとつ。
○悪かった点
・テーマ。
 →食文化の違いをテーマにしていたようだけど、全く描けていなかった。
  フランスの方は良いとして、日本の方の食文化を全く描いていない為、2つの国の食文化にどれ程の違いがあるのか、ピンと来なかった。
  もし作品の時代背景が20世紀末だったら、日本の食文化は描写しなくても視聴者が十分に分かっているだろうから問題は無いが、この作品は19世紀だ。
  19世紀の、長崎のどこかは分からないけど、まあそこでどんな食べものがあったのか、どんな風に食卓を囲んでいたのかを描かないと、肝心のテーマは伝わらない。
  初回で既にパリに来てしまっているから、これからは日仏の文化ギャップはテーマにしない方が良いと思う。

2011/07/04

異国迷路のクロワーゼ The Animation 第01話「入口」

○良かった点
・設定。
 →19世紀のパリに日本から来た少女の物語、という設定は面白いと思った。
  ARIAみたいな雰囲気アニメっぽい感じでやれば良いかと。色々と足りない描写はあるけど。
○悪かった点
・構成。
 →いきなりパリから始まっていたので、2話くらい見逃してしまったのかと思ってしまった。
  19世紀のパリがどんな世界だったのか知らないのは当然として、当時の日本の長崎がどういう世界だったのか、少なくとも僕には殆ど知識が無い。出島でポルトガル、オランダと交易をしていた?くらいのあやふやな知識しかない。
  当時の長崎の人の文化、思想、風俗なんてこれっぽっちも知らない。ましてや奉公人の思想言動なんて想像すら出来ない。
  知らないづくしの中、湯音という日本人の少女がそれまでどういう暮らしをしていて、どういう経緯で、どういう理由で、どういう気持ちでフランス人商人のオスカーと共にフランスに渡ったのか、これまた想像すら出来ない。
  初回は湯音が日本ではどんな立場で、どんな思想を持った少女なのかを描写すべきだったと思う。
  ついでに、オスカーのキャラクターを立てて、オスカーがどうして湯音を日本から連れて行く気になったのかも描けば良かったと思う。
・看板を壊したエピソード。
 →話が単調になってしまうから、事件を起こす事は問題ない。けど、問題が重大すぎた。
  TIGER&BUNNYで例えるなら、初回で虎鉄がバーナビーの両親の仇、ジェイクを取り逃がしたエピソードをやるようなもので、それでは話についていけない。
  まずは小さな事件、クロードが大事に使っている茶器を壊してしまったとか、おつかいに行ったけど迷子になってしまったとか、言葉がまだ十分に理解できていないから聞き間違いで勘違いしてしまったとかその程度から始めて、少しずつ湯音とクロードの信頼関係を築いていって、クロードが湯音の事を信用、信頼した時に看板破壊のエピソードをやるべきだったと思う。
  じゃなければ、初回は既に湯音がパリに来てクロードの店で働いてから1年くらい経ったという設定だったら、看板破壊のエピソードはアリだと思う。
・湯音の仏語スキルがあいまいだった所。
 →オスカーは湯音の仏語スキルは挨拶程度と言っていたが、どう考えてもセーラ(小公女セーラ)レベルの仏語を理解しているとしか思えない。
  あれですか。空気を読む能力に長けているからですか。なんだその理屈は。

パズドラクロス 第87話「光の潰える時」

一難去ってまた一難。 見所 見所はもっとあるので「もっと読む」をクリックして下さい。