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2007/03/31

ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! 第52話

面白くなかった。
あまりのふざけた展開に、真面目に感想を書く気も起こらない。
影の薄かったミルロの出番があって良かったね。しかも彼女が切欠だったから尚更良かったね。
序盤は出番があったけど、最近は背景扱いになっていた、チームジェミニの一員、シフォンの出番があって良かったね。
歌で突破口を開くことが出来て良かったね。
ブラッククリスタルキングがハッピーを吸い込んでお腹いっぱいになった挙句、自爆して良かったね。(花火みたいで綺麗だったよ)
笑顔を失ったファインとレイン、何だか分からない温かい雪を浴びて笑顔を取り戻す事が出来て良かったね。
へー、ロイヤルワンダー学園長ってソレイユベルだったんだーびっくりー。
あそれ、ハッピーハッピーハッピッピー♪
踊る阿呆に見る阿呆。
ふしぎ星の☆ふたご姫、全103話を真面目に、時には不真面目に見てきたおいらはド阿呆。
・・・見ていて時間の無駄だと思った女児向けアニメの最終回は初めてかもしれない。
キャラクターデザインが好みだったから、尚更そう感じた。

最後に、中瀬里香は脚本家を廃業するか、もう一度脚本の勉強をしなおした方が良いと思う。アニメ業界の為にも。


見所





レイプされてブラッククリスタルキングとの死闘の果てに笑顔を失ったファインとレイン




奇跡的に笑顔を取り戻したファインとレイン
やっぱり2人は笑顔でなくっちゃね!




これだとあんまりなので、ちょっとは真面目な感想も。

歌で突破口を開く展開は、まあ王道と言えるかもしれないが、作品の肝に歌があれば、歌が解決の糸口になっても良いと思う。
そうでなければ、バカの一つ憶えのように「ファインー!レインー!がんばってー!」と皆が応援した末に奇跡が起こってブラッククリスタルキングを倒す展開であれば良かったと思う。
あと、ブラッククリスタルキングを倒した代償としてファインとレインの笑顔を失った点は良かった。
が、その直後にあっさり笑顔を取り戻してしまったのは非常に残念だ。
笑顔を失ったファインとレインに、それまでに彼女達に助けられた人達やファインとレインを想う友達によって笑顔を少しずつ取り戻していくような展開だったら良かったと思う。
とはいえ、この展開にしてしまうと明らかに尺は足りないが、ハッピーは与えられるものでは無く、与えるものだというテーマを訴える事が出来るのではないかと思う。

2007/03/24

ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! 第51話

面白くなかった。
ブラッククリスタルキングを倒そうとするまでの過程が安直過ぎて、ご都合主義としか思えなかった。
もっとも、ブラッククリスタルキング登場が50話からでは、強引な方法を使わなければいけないのは理解できるが、そこはシリーズ構成が頑張ってブラッククリスタルキングに係わる話を増やすべきだったと思う。
ふやした話は、ロイヤルワンダー学園、ブラック(ホワイト)学園の面々が協力、努力してどうやったらブラッククリスタルキングに対抗または退治することが出来るかを話し合い、実行する姿を描いて欲しかった。

ところで、作中では描いていなかったがテレプーモーションでおひさまの国が出張する際には当然、メラメラの国、宝石の国、しずくの国、月の国、タネタネの国、かざぐるまの国全ての国王に「おひさまの国はロイヤルワンダー星に出張するんでよろしく!」と話をしているものと理解している。
もしそうだとしたら、よく各国の王は出張を許したものだ。
何せ、ふしぎ星はおひさまのめぐみで成り立っている星なのだ。
おひさまの国が出張した瞬間、星全体が暗黒に覆われる上に各国の生産活動が停止してしまうのだ。
おひさまの国が出張した事でブラッククリスタルキングを素早く倒し、戻ってこられる保障などこれっぽちも無いのに。
ふしぎ星の人々は相当な覚悟を持っていたようだ。
僕は、自分達が滅ぼうとも宇宙の平和を守る事を優先したふしぎ星の人々に敬意を表したい。

2007/03/17

ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! 第50話

面白くなかった。
ブラック学園長(ホワイト学園長)がブラッククリスタルキングに乗っ取られた後の話や、エドワルドと対になる絵(スワン)を探してあげようという展開や、ロイヤルワンダー学園長のブラッククリスタルキングに関する話や、オメンドが「こんな事もあろうかと」をやったりする話とか、ブラッククリスタルにハッピーを奪われ続ける人達を助けるためにファインとレインがブラッククリスタルキングの言う事を深く考えもせずに聞いたりと、口説明で済ませたり、強引にシナリオ通りに話を進めてしまう展開に頭痛がした。
特に、プリンセススワンの絵がホワイト学園にある設定には呆れてモノが言えなくなった。
もちろん、ホワイト学園長は絵がホワイト学園に来た経緯なんか知らないかもしれないが、いくらなんでもこの設定は安直過ぎるだろう。

とはいえ、ブラッククリスタルキングのちょっとおちゃらけたキャラクターには笑わせてもらった。
これが今回の話における唯一の褒め所だ。

ここ最近のブラッククリスタルキング話は、一期の黒ブライトと似た展開で一期と二期どちらも酷い展開なのだが、急展開な分、二期の方がより酷いと言えそうだ。
残り2話だが、恐らく最終話は1話使ってハッピーな話をやるに違いないので、次回でどうやってケリをつけるのかが見ものだ。




見所



ブライトとシェイドのグランドユニバーサルプリンセス姿(想像)
これが想像でなく、本当に身代わりになる為に変装したら感動できたのだが。

2007/03/10

ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! 第49話

一部のネタ(※)は面白かったものの、話全体として見ると面白くなかった。
まず、ブラック学園とロイヤルワンダー学園の姉妹校話を進めるにあたって、ロイヤルワンダー学園の学園長抜きに進めてしまうのはあり得ない。
以前、ファインとレインが退学の危機に陥った時に出てくる必要が無いくせにでしゃばったのに、どうして姉妹校の話の時には出てこないのか?
正直、教頭に姉妹校提携の権限が与えられているとは思えない。
どうせなら教頭をロイヤルワンダー学園の学園長にしてしまえば良かったのではないかと思う。(そうなるとファインとレインの退学の危機話は乗り越えられないかもしれないが、そこは宇宙の答えで有耶無耶に・・・とこれはジョークだが。)
今回の話で一番問題だと思ったのが、ビビンの葛藤描写だ。
それまでのエピソードでビビンはふたご姫と対立、和解を繰り返してきた。
彼女達との交流を通じてビビンはブラック学園長のやり方に疑問を抱き、どちらかといえばふたご姫サイドに傾きつつあったと思われる。
それにも係わらず、ビビンは大した葛藤も無くブラック学園長の命じるままにソレイユベルにアンハッピーフルーツの種を植えてしまった。
僕としては、種を植える前にビビンはブラック学園長との回想やファインとレインと楽しく遊んだ時(どうせなら直前のパーティ準備のシーンが良いかもしれない)を回想を入れて、種を植えた時と植えなかった時の結果をそれぞれ想像して葛藤して欲しかった。
そして葛藤の末、ビビンがブラック学園長の言うとおりにする展開だったら良かったと思う。
あと、ブラック学園長がブラッククリスタルキングに操られていると分かったあと、何のためらいも無くファインとレインに助けを求めたのはいただけなかった。
ファインのスプーンベルンネタと被っても良いから、ビビンが使えない魔法を使おうとして学園長を助けようとして欲しかった。
もっと言えば魔法が使えない事が分かっても尚、学園長を助けようと学園長に立ち向かって欲しかった。
物語が最終回に向けて盛り上がる重要な回だけに残念だ。


※・・・ブラッククリスタルキングの名称及び声優、ファインが先割れスプーンをベルンと勘違いして使うネタ。特にブラッククリスタルキングの声優はベストチョイスと言わざるを得ない。個人的にはこの声を聞いただけでもふたご姫Gyu!を見続けてきた甲斐があったと思う。

2007/03/04

ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! 第48話

面白くなかった。
それまでにシェイドとクレソンの関係やシェイドが草花を育てるのにどれだけ苦労してきたのかを描いていない為、花壇を荒らされて涙するシェイドの気持ちがさっぱり分らなかった。
そもそも僕は、ロイヤルワンダー学園でシェイドが園芸に精を出す設定がおかしいと思っているので、今回の話自体、やるべきでは無かったと思う。
もし、今回の話をやるならば、シェイドが人々を救う手段として薬草を育てる方法を取った経緯をきちんと描き、更に薬草を育てる難しさ、楽しさを事ある毎に描き、またクレソンとの関係も描いてからでないといけないと思う。
ただし、今回の話で訴えたい事は素晴らしいと思うので、シェイドでなく新キャラでやれば問題なかったと思う。

2007/02/24

ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! 第47話

面白くなかった。
フェンシングの部長は努力してきたと言っていたが、それまでのエピソードや今回のエピソードで努力する姿を全く描いていない為、説得力が無く、道場破りに負けても当然だと思った。(むしろ負けなくてはいけない。口先だけの奴が勝ってしまう事は絶対にあってはならない。天才設定で無い限りは。)
それに、部長が使っている剣も大切にしてきた云々と言っていたが、これまたその剣をどれだけ大切にしてきたのかを全く描写していない為、剣を折られて部長がどれだけ悲しい思いをしたのか、また、どんな思いで折れた剣を池に捨てたのかが全然分らなかった。
その辺の描写を全くせずに、ふざけたダンスの特訓をするブライトやソロの姿を見て(更にファイン、レイン、アルテッサに説得されて)、部長が道場破りに再び立ち向かおうとする気持ちがさっぱり分らない。

そもそも、今回の話のテーマは何だろうか?
努力することの大切さ?
諦めない心?
誇りを持つことの大切さ?
仮にこれら全てもしくはどれかだったとすると、今回のような話では何一つ描けていないと思う。
努力や諦めない心を描くなら、道場破りが来た事をソロが知らせるまでの約40秒でフェンシング部員が部活動以外の時間を使って剣の修行をしているとか、誇りを描くなら、部長が愛用の剣を丁寧に手入れする姿を見せるとか、フェンシングに使う道具を雑に扱う部員を部長が叱る描写を入れる必要があると思う。
子供向け作品でも、いや、子供向け作品なら尚更、これらの描写は絶対に入れなくてはいけないと思う。

今回ほど、タイトルと内容が乖離している話は無いだろう。

2007/02/17

ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! 第46話

面白かった。
エリザベータとカーラ、シャシャの三者の関係をきっちりと描いていた所やふたご姫がアンハッピーフルーツを退治する所以外は脇役に徹していた所が良かった。
特に、過去話を時間をかけて丁寧に描いていた所は好感が持てた。
今までのエピソードだと全く描かなかったり、描いても不十分だったりしたので尚更そう感じた。
ただ、カーラとシャシャがエリザベータをフォローしようと思ったシーンは、現在のカーラとシャシャの設定に合わせる為、という意図は分ったものの、どうして2人がそうしようと思ったのかは良く分からなかった。
例えば、エリザベータが上手く遊べなくて楽しくなさそうな姿を見て、カーラとシャシャが遊び方を教えるもののそれでも上手く遊べず、泣きそうになった姿を見て、だったら私達がフォローしてエリザベータに楽しく遊んでもらおうと思った、というなら理解できた。
あと、エリザベータがアンハッピーフルーツに引っかかったカーラとシャシャを助けに行くシーンも良かった。
このシーンが無いとエリザベータとカーラ、シャシャの関係が嘘になってしまうからだ。

今回のエピソードで、脚本家の中瀬理香をちょっと見直した。(もしかしたら絵コンテの青木佐恵子か演出の筑紫大介のお陰かも知れないが)

2007/02/11

ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! 第45話

面白くなかった。
そもそも、エリザベータが何故ファンゴに好意を寄せているのかが分からなかった。(これはエリザベータがファンゴに”手作りチョコを作って”渡す動機に繋がる、非常に重要な点だ。)
少し前を見返したところ、どうも第39話「ハッピークリスマス☆ビビンとなかよし計画」の最後の方でファンゴに雪だるまをもらった時に好意を寄せたらしい。(僕にはそう見えた)
改めて第39話のエリザベータとファンゴのやり取りを見てみたが、どう見てもエリザベータがファンゴに好意を寄せる事など考えられない。
(そもそも、ファンゴがエリザベータに雪だるまをプレゼントした理由がさっぱり分からない。そのシーンのちょっと前ではブレスレットを見てレインを想っていたのに。雪だるまはエリザベータへの説教の積もり?どっちにしても分からない。)
なので、今回のエピソードでエリザベータがファンゴの事を想ってチョコを作るのは無理があると思った。
あと、ファンゴが自らエリザベータからチョコを受け取るのもファンゴのキャラクターに合っておらず、不自然に感じた。
まだ、エリザベータが神輿から落ちた時に助けてくれたお礼としてのチョコだと、ファンゴに無理やり押し付ける方が自然だと思う。
今回は神輿から落ちた所を助けてくれたお礼として、チョコをファンゴに渡そうとエリザベータが奮闘する話だったら良かったと思う。
とはいえ、ファンゴのために一生懸命に手作りチョコを作ったり、ファンゴにチョコを渡した後に感じたときめきに戸惑うエリザベータの姿は良かった。
あと、他のキャラのバレンタインにまつわる小さなエピソード(特にアウラー、ソフィー兄妹)も面白かった。

一つ気になったのだが、ブライトはファインからチョコを貰えなかった事についてどう思っただろう?

2007/02/03

ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! 第44話

面白くなかった。
最初から最後まで、ファンゴとフィンゴが何を考えているのかが分からなかった。
ファンゴはフィンゴに王位を譲る積もりだったようだが、それならばそういう積もりだとフィンゴに直接言えば済むのに、どうしてフィンゴと話をしようとしなかったのだろうか?
そもそも、ファンゴがそういう考えなら、ロイヤルワンダー学園にいないでさっさと自分の星に帰り、代わりにフィンゴをロイヤルワンダー学園に入学させれるのではないだろうか?
何故なら、ロイヤルワンダー学園を卒業しなければ王としての資格が得られないのだから。(もしかして脚本家はロイヤルワンダー学園の設定を忘れてしまったのだろうか?)
一方のフィンゴだが、どうしてファンゴを連れ戻す方法として決闘という手段を取ろうと思ったのだろうか?
リオーネの言うとおり、話し合いをすれば良いはずなのだ。
もし、ファンゴが聞く耳を持たない態度を取るようだったら、単刀直入に「俺は兄ちゃんと一緒に国を治めたいんだ!」と言えば済むはずだ。

今回の話で最悪だったのが、フィンゴがファンゴと一緒に国を治めたい動機が両親に言われたから、だった事だ。
子供のお使いではないのだから、せめてそこは、フィンゴには無い何かがファンゴにあって、国を治める為にはそれが必要だから、という風にして欲しかった。

2007/01/27

ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! 第43話

面白かった。
起承転結がきちんと出来ていて、最後まで飽きずに見ることが出来た。
特にマーチの減点攻撃がどんどんエスカレートしていく所は、それまでのマーチのキャラクターに沿った行動で、非常に納得できた。
ただ残念なのはマーチの思想(多種多様な価値観を持つ人が集まるロイヤルワンダー学園には秩序が必要という思想)の裏付けとなる過去話なりエピソードなりが描写されていなかった所だ。
それを描かないと、どうしてマーチがルールにうるさくなったのかが分からないからだ。
例えば、マーチがフーキ星にいた頃、マーチは今とは正反対のルールを守らない子だったが、マーチにとっての大事件(マーチがルールを守らなかった為に、マーチの大切な人が傷ついてしまった)を契機に、ルールの大切さを知り、以降はルール遵守を信念とするようになった。というのであれば、校則を守らない生徒達に自分のような思いをさせてはいけないという想いで校則違反を厳しく取り締まるマーチが理解できると思う。
今回、マーチが話した理由は尤もなのだが、それはマーチの思想でなく学校の思想(理念というべきか?)を言ったようにしか聞こえなかった。
僕は今回の話でマーチの思想が分かるのではないかと思っていたが、その点については期待外れだった。
他が良かっただけに尚更残念に思った。


見所







今回限りのモブキャラ達
3番目4番目の真ん中の子はコクリコみたいだね!
まあ一番は5番目の男の子だけどな!

2007/01/20

ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! 第42話

全然面白くなかった。
まず、ノーチェの父親が何を考えているのかがさっぱり分からなかった。
多分、息子の幸せを思って行動しているのだろうが、その割には中途半端に思えた。
本気で息子の結婚相手としてファインを求めているのであれば、勝負なんかしないで強引にオーケストラ星に連れて行くのではないだろうか?
何故勝負をしようと思ったのだろうか?
これがもし、ファインから言い出した事だったら問題無かったと思う。(ファインとしては結婚なんてする気は無いから、自分の得意分野でノーチェを負かして結婚話を無しにしようと思って勝負に持ちかけたとすれば良いと思う)
また、勝負にしてもノーチェが苦手とするサッカーにして、更にノーチェを必ず勝たせると言っておきながらアンクレットをプレゼントしただけというのも分からなかった。
何かしらの妨害工作をすると思っていたのに、拍子抜けしてしまった。
妨害工作をしないのは良い事だが、そうするとノーチェの父親が何を考えているのかが分からなくなる。
勝ち目の無い勝負を息子に押し付けながら、何のフォローもしないのはどう考えてもおかしい。(そのくせ必ず勝たせてやる。と言っているのだ。何を言っているのやら?)

ノーチェもノーチェで、本気でファインの事が好きなら、サッカー勝負に勝てるように努力する姿を見せて欲しかった。
近々の勝負だから仕方が無かったのかも知れないが、それだったら勝負を1週間後とか1ヵ月後に伸ばして、その間タウリやカロリに特訓をお願いする等してファインに勝ってやると努力をして欲しかった。
(もちろん、その間ファインもノーチェに負けないように努力する姿を描けば尚良くなるだろう。)




見所



花嫁姿のファイン
ノーチェが死に物狂いで頑張る姿を描いていれば、このシーンは素直に喜べるのだが・・・

2007/01/13

ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! 第41話

今回は面白くなかった。
冒頭でビビンがふたご姫と敵対する理由を描いていた所は良かったが、ブラック学園長が何故アンハッピーフルーツを集めなければいけないのかを説明しなかったのはまずかったと思う。
対象を強制的にハッピーにするアイテムを渡すくらいだ。
そうとうな理由があるはずだ。
そうしなければ、どうしてビビンが必死になってアンハッピーフルーツを集めるのかが分からないからだ。
折角のチャンスなのにもったいないと思う。
それはそうと、今回の話でビビンはピュピュをターゲットに選んだが、何故なのだろう?
ブラック学園長からもらったアイテムを使えば誰でも良いのだから、邪魔される確率の高いふたご姫に一番近いピュピュをターゲットにする理由は全く無いはずだ。
そこいら辺を歩いている生徒にアイテムを装着させてアンハッピーフルーツを収穫すれば良いだけだ。
何故ピュピュなのか、説明して欲しかった。

あと、場面場面における演出や描写が甘いと思った。
まず、ピュピュの初恋の相手が鳥だと分かった所でシフォンが回想していたが、回想した殆どの場面に鳥はいなかった。(唯一、シェイドの所だけ小さいながらも鳥は描かれていた)
そこは小さくても良いから鳥を描くべきだったと思う。
次に、ピュピュが鳥に助けられたエピソードを説明する場面だが、全てピュピュのゼスチャーで説明していた。
そこは良くある当事者の回想(ピュピュの回想)で説明した方が良かったと思う。
もちろん、そんな事をしたらファイン達に通じる訳は無いのだが、こういう演出は良く使われる手法なので、これを使わなかったのは勿体無いと思う。
重要なのはピュピュが自分を助けた鳥がどんなにカッコ良かったのかを視聴者に見せる事なので、それがたとえ言葉が話せないピュピュであってもその手法は使うべきだったと思う。
あと、最後にピュピュと鳥の別れのシーンでヘンな吹き替えを入れていたが、そういう演出はやらない方が良かったと思う。

そもそも、今回の話はピュピュでやる必要があったのだろうか?
どう考えても、ふたご姫が事件を解決し易くする前提で脚本を書いたとしか思えない。
(今更だが)脚本家は真剣に物語を作ろうとしているのだろうか?



追記:2007/01/13
ピュピュが鳥に恋する場面を回想で描写する提案をしたが、追記したいことがある。
回想もピュピュのゼスチャーそのままでない方が良いと思った。
ピュピュの証言そのままだと、ピュピュは鳥に対して感謝の気持ちを抱くかもしれいが、恋心までは進展しないと思った。
恋心にまで発展させるためには、鳥が命がけでピュピュを守るようなエピソードが無ければいけないと思う。
例えば、鳥がピュピュをカラスから守った後、カラスが群れをなして逆襲しに来る。
鳥は自分の巻き添えになってしまったピュピュを身を張って守る。
カラスの嘴が鳥の身を突き刺す。
痛みをこらえながら、心配そうな顔で自分を見るピュピュを笑顔で大丈夫だと言う。
こんなエピソードがあれば、ピュピュならずとも鳥の事を好きになるのではないだろうか?

2007/01/06

ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! 第40話

今回は面白かった。
レースそのものよりも、ビビンの行動に感動させてもらった。
崖下に落ちた手袋を取りに行くときに、魔法やえどちんを使わずに自ら取りに行った所や、崖から落ちたファインとレインを助ける為に魔法を使った所に感動した。
今までのビビンだったら優勝するためなら平気で魔法を使っていただろうに、この成長ぶりはふたご姫を遥かに上回っている。
ただ残念なのが、ビビンの心変わりをそれまでにきちんと描いていなかった所だ。
それが出来ていたら、今回の話はもっと感動できたかもしれない。

今回の話は恐らく、ビビンがふたご姫を助ける活躍シーンが先にあって、そこから全体の話を作ったと思われるが、それでも最後まで楽しめる話になっていたのはすごいと思う。
大抵は一番描きたいシーン以外は適当に作ってしまうものだが、今回の脚本家は手を抜かずにきっちりと作り上げていた。

今年最初のGyu!がこんな面白い話で良かった。

2006/12/23

ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! 第39話

面白くなかった。
そもそも、ビビンのクリスマスパーティに招待されたふたご姫の行動がおかしいと思った。
確約はしていないものの、ソフィーが提案したプレゼントを買いに行くよりビビンのパーティを優先するふたご姫の気持ちがさっぱり理解出来ない。
「み~んっな、なっかよく友達♪友達♪」を標榜するふたご姫だったら、クリスマスプレゼントを買いに行くところからビビンを誘ってみようと皆に提案するのではないだろうか?

あと、エリザベータとファンゴのエピソードが唐突に入っていたが、どういう積もりなのだろう?
確か、夏休み辺りに2人のエピソードがあったと記憶しているが、もし、後の話で2人に関するエピソードを入れるのであれば、今回以前にもちょくちょく入れておくべきだったと思う。

折角のクリスマスネタだったのに残念だ。

2006/12/16

ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! 第38話

今回は少し面白かった。
ほぼノーチェ目線で話を進めてくれたお陰で、ノーチェに感情移入できた上に、ファインも可愛く見えた。
ただ惜しかったのは、ノーチェがファインへの気持ちに気づいたシーンでノーチェが何も言わなかった所だ。
そこは説明口調でも良いから、ノーチェの気持ちをモノローグで言って欲しかった。

2006/12/09

ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! 第37話

今回も面白くなかった。
まず、ファインとレインがどうしてビビンをお茶会に誘おうと思ったのか、分からなかった。
そもそもビビンやエドワルドに焼き芋をあげようとすること自体おかしいと思う。
恐らくは34話(修学旅行前編)の最後の台詞「ビビンは一人ぼっちで寂しがり屋」を根拠にしているのだろうが、僕は納得できない。
ファインとレイン(とプーモ)の勝手な思い込みがたまたま当たっただけで、本当の所は描写していないので分からない。
1話でいいからビビンの過去話(例えば、ビビンがブラック学院で一番になるために親友を蹴落とした。とか、逆に友達に裏切られた。といったような暗い過去とか)をやっていればまだ納得できたと思う。

あと、ファインとレインがおかしな行動を取っていた。
まず、ビビンを学生寮に招待しようとした時だが、何故学園長から許可を得ようと思ったのだろうか?
こういう場合は寮母であるキャメロットか教頭に許しを請うものではないだろうか?
もう一つ、ビビンの為にお茶会を開こうとした場所が屋外というのも違和感があった。
お茶会を外でやるならビビンが馴染みにしているオープンカフェを借りるとか、学園内でやるなら学生寮とか、天使たちのハーフバースディを行った場所とか、食堂でやる等考えられるがこういう時こそ、教頭(か学園長)に許可を得なければならないと思う。

今回の話で不満だったのは、ビビンが乗り物から落ちた時にファインとレインがベルンの力を使ってビビンを助けた所だ。
僕としては、そこはファインとレインがテーブルクロスを張ってビビンを受け止める展開にして欲しかった。
命がけ(は大袈裟かもしれないが)で自分の命を救ってくれた、とビビンが分かるような行動をファインとレインが起こせば「あたしがあんな事(お茶会をブチ壊した)をしたのに、どうしてあの子たちはあたしを助けてくれたのだろう?」とビビンの心にしっかりと残るのではないかと思う。

一番の不満は、最後にビビンがお茶会の誘いを受けようとしたが踏みとどまったシーンだ。
今回の話で最も重要なシーンだっただけに、ビビンの心理をきっちり描写して欲しかった。
正直、あれでは何故ビビンが誘いを断ったのかさっぱり分からない。

とにかく、ビビンをただの設定描写でなくきちんとしたキャラクターとして描いて欲しい。

2006/12/02

ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! 第36話

全然面白くなかった。
まず、ヒルズがどうして自分を褒め称えて欲しかったのか、さっぱり分からなかった。
ハッピーになりたいから、というが「自分が賞賛される事」と「自分がハッピーになる事」が僕にはイコールで結びつかないのだ。
僕だったら、自分が褒められたら、照れくささと嬉しさが混ざった気持ちになって、決してハッピーな気持ちにはならない。
ヒルズの思想が解からないので、後に続く展開を見てもちっとも面白くなく、最後にヒルズが転向してもちっとも感動しなかった。
ヒルズにはハッピーになる理由を説明して欲しかった。

あと、ヒルズはレインに興味を持っていたようだが、どうして自分を賞賛しようとしないレインに興味を持ったのだろうか?
ヒルズにしてみれば、自分を賞賛しないレインは眼中に無いはずだ。
これはヒルズが興味を持つまでの流れが悪かったと思う。
ヒルズが登場してすぐに学園の女生徒がヒルズに殺到して口々にヒルズを褒め称える場面を入れれば良かったと思う。(「キャー!ヒルズ様~!」はただの歓声であって賞賛の声では無い)
そこに人ごみを掻き分け、レインがインタビューする為にヒルズに近づく。
ヒルズは当然、レインが真っ先に自分を賞賛する言葉を発するに違いないと期待するだろう。
が、レインの口からは賞賛でなく「インタビューしてもよろしいでしょうか?」だった。
ヒルズとしては自分を賞賛しようとしないレインをおかしな娘だと思い、レインが自分を賞賛し易いように服や宝石を見せ付けるだろう。
それでもレインはヒルズを賞賛しようとしない。
こうすればヒルズはレインに興味を持つようになると思う。

ヒルズ自体もそうだが、今回は(も?)ふたご姫の行動には腹が立って仕方が無かった。
最初のパーティではゲストに呼ばれた立場にも関わらず、勝手にお茶会を開いていた。
これが別の場所でやるならまだ良かったのだが、よりによってわざわざパーティ会場でやってしまった。
あまつさえ、主催者であるヒルズを無視して内輪で盛り上がる始末。(ヒルズが突っ込まなかったら最後まで内輪で盛り上がる積りだったのだろうか?)
この行動に対して、プーモやアルテッサは突っ込むどころか一緒にお茶を楽しんでいた。
プーモはともかく(たまに空気を読めずにふたご姫と一緒にノってしまう事があるから)、アルテッサはきっちりと突っ込まなければならないのに、そうしていなかった。
二回目のパーティではヒルズを強制的に躍らせ、パーティを台無しにしていた。
それに対し、ビビンはふたご姫を会場から追い出していたが(最初のパーティの時だけだったが)、正しい対応だと思った。

ここまでふたご姫に酷い行動を取らせるなんて、脚本家はふたご姫に何か恨みでもあるのだろうか?
それとも、「ふたご姫の脚本なんてこれくらいで十分なんだよ!」と思っているのだろうか?
いずれにせよ、この脚本家は「ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu!」という作品に思いいれは無い事が分かった。(思いいれがあるなら、作品の顔であるふたご姫を悪く見せるような脚本は書かないはずだ。)
とはいえ、ただ一点、落ちにエリザベータを持ってきた所は良かったと思う。

2006/11/25

ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! 第35話

面白くなかった。
それというのも、今回は誰の気持ちもさっぱり理解する事ができなかったからだ。
どうしてパウルは遊園地を作ろうとしたのだろうか?
観光客を呼ぶ為に必要なのだという考えだとしたら、そこをきちんと説明して欲しかった。
例えば、ホテルが潰れてフウコウメイビー星を出た後、幾多の星を渡り歩いていくうちに観光客が賑わっている星には必ずレジャーランドがあり、ある星などはフウコウメイビー星のように寂れていたが、レジャーランドを作ったお陰で活気付いた。など、パウルの経験から基づく遊園地建設論だったらまだ説得力があったと思う。
あと、パウルの気持ちの切り替わりも今一つ説得力に欠けているように感じた。
ただ森の秘密基地を見て昔を思い出しただけでは弱く、例えば地元の子供たちがパウルの秘密基地で楽しそうに遊んでいる姿を見てパウルが昔を思い出して気が変わったというのならまだ良かったと思う。

あと、ファインとレインが森を守ろうとする気持ちが分からなかった。
一応、ファインは森が好きになったからと言っていたが、全く説得力が無く、今回だったらファインとレインが森を好きになるようなエピソードが無くてはいけないと思う。
例えば、名所めぐりをしてファインが空腹を訴えたのなら、トーマは森の木の実や果実をご馳走するとか(ファインだったらお猿さんになった時のように森を飛び回って木の実や果実を集めるだろうが)、レインなら森に生えている縁結びの木を見せてあげるとか、そこの森でしか体験できないエピソードを入れたらファインとレインは森を守ろうとするのではないだろうか?

今回の話は皆が守ろうとしている森を中心に描いた方が良かったと思う。
森が村人にとってどれだけ大切な財産なのか、村の子供(森で遊ぶ姿)や大人(森で採れた木の実、果物、野菜、川があれば川魚等、森の恵を享受する姿)を使って描写すれば、たとえファインとレインが直接森で何かを体験しないで「森が好き」と言っても許せたと思う。

脚本家にはもっと頑張って欲しいものだ。

2006/11/18

ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! 第34話

あまり面白くなかった。
ストーリー進行やテーマそのものは悪くはないのだが、テーマの訴え方が良くなかった。
トーマが一人で頑張る姿を描くのは正しいのだが、それを他人を頼らずに一人で抱え込むような描写を入れないのは間違っていると思う。
例えば従業員のだれかが廊下を掃除していたら、トーマが「そこは僕がやる。僕がやらなければならないんだ!」とモップを奪い取って掃除をする。
こういう描写を入れなかった為に、僕はトーマ一人でホテルを切り盛りしているものだと勘違いしてしまった。(後で他の従業員が居る事を知ったが)
こういう勘違いを防ぐ為にも、描写を入れて欲しかった。

あと、ファインとレインがトーマを手伝う動機を入れて欲しかった。
ただ、トーマが疲れているから、トーマを支える人たちの言葉を聞いたから、では動機としては弱いと感じる。
先に挙げたように、トーマが一人で何でもやろうとする姿を見て、ファインとレインが「それは間違っている!」と思わせなければ手伝ってはいけないと思う。
変化球でいくなら、ファインとレインに負い目を持たせる。
例えば、フウコウメイビー駅に降り立った一行が「うわー・・・景色はいいけど、なーんにもない所ねぇ」とか「え~~~~?お土産屋さんないのぉ?」とか「ホテルまで歩かなきゃいけないの?」とかビビンと同じような感想を口々にした後、この星がトーマにとって大切な星である事を知れば、トーマやホテルの従業員に対して負い目を感じる事が出来、トーマの孤軍奮闘を見ずとも手伝わなきゃ、と思うようになるのではないだろうか?
こういう描写を入れないと、『(この手の作品の)主人公は困った人を助ける』という定番の設定で動かしているようにしか見えない。

もう一つ、ビビンの寂しがり屋な一面を見せていたが、少々無理矢理な感じがした。
それを描写するなら、フウコウメイビー星に向かう時から描写するべきだと思った。
ビビンがフウコウメイビー星に向かう時、車両の後ろに乗り物を連結させていたが、そうせずにビビンの変身魔法でロイヤルワンダー学園の生徒の扮装して車両に乗り込んだ方が良かったと思う。(髪型を変えるなりメガネ等のアクセサリーでふたご姫その他の生徒は誤魔化せるだろう。)
ロイヤルワンダー学園の生徒として乗り込んだビビンは、アンハッピーの種を植え付けるモノを探しに車両を歩き回るが、あまりにもハッピーな振る舞いを見せる生徒達にムカつきを感じる。
ムカつきながらも物色する途中途中で女子生徒に呼び止められ、お菓子を振舞われたり、ゲームに誘われ遊んでいるうちに「あー、こういうのも悪くないかも・・・」と感じる。(もちろん、その後本来の目的を思い出し、反省する。)
その後、女湯のシーンやホテルの夕食のシーンに繋げれば効果的だったと思う。

それにしても気になったのは、最近マーチの減点攻撃が全く無い事だ。
いくらなんでも静か過ぎる。
流石に今回のホテルで起こした騒動は、明らかに減点の対象となるはずなのに、そうしていないのはおかしい。(マーチは、減点するしないは動機ではなく結果で決めているからだ)
マーチに何があったのだろう?



見所



メイドコスチュームのファインとレイン
そういう方向性の作品で無いことは分かっているものの、絶対領域は描いて欲しかった。




ネコになったファインとレイン
可愛いんだけど、変身する理由が無かったのはいただけない。
もっともらしい理由を付けて欲しかった!





久々の入浴シーン
無印の40話以来ですな。

というわけで比較の為、無印40話の入浴シーンを。








比較して分かったのだが、Gyu!の方は首までしか描いていない。
無印40話のミルロの入浴カットを見習うべきだ。
もっと言うなら、風呂に入るメンバーが少なすぎるなんておかしい。
リオーネはどうした?ミルロはどうした?タネタネプリンセスはどうした?ミルキーはどうした?(元から居ません)
エリザベータはどうした?カーラとシャシャはどうした?ローズマリーはどうした?
カロリはどうした?マーチはどうした?他の女子生徒はどうした?
更に言えば、ティオやノーチェはどうした?入っていても問題無いだろう?

2006/11/11

ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! 第33話

面白かった。
ストーリーに無理が無く、更にファインとレインのコスプレがあって、ビビンとの対決があって、最後にファインとレインが痛い目(サボっていた予防接種)に遭う。
Gyu!始まって以来の傑作だと思う。

ふたご姫は本来、こうあるべきだと思う。

次回もこういう面白い話だったら・・・

パズドラクロス 第87話「光の潰える時」

一難去ってまた一難。 見所 見所はもっとあるので「もっと読む」をクリックして下さい。