ティアーズ・トゥ・ティアラ 第01話

○良かった点
・話の流れ。
　→ヒロインが魔王復活の鍵を握っていて、そんな彼女が悪漢に拉致されて、主人公が助けに行くが魔王が復活していて・・と王道的展開で、普通に最後まで見られた。
○悪かった点
・ヒロインが拉致されるまでの暮らしを描かなかった所。
　→昔話で良くある、「ある事件が起こるまで、ヒロインは主人公や村人達と平和に楽しく暮らしていました」を描かないとヒロインが1人で悪漢を迎えたり、村の子供達がヒロインを心配して村に来てしまったりする描写に説得力がなくなってしまう。
　　ヒロインはどうやら、予知能力みたいなものを持っているようだが、それにしても伏線は必要だし、その予知能力でもって村人達を避難させる経緯も描かなければいけないし、村の子供達との交流、主人公である兄との関係等々、Aパートぐらい使って描写して欲しかった。　　地味で面白みに欠けるだろうが、非常に大切な描写だと思う。
・村の男達の狩り描写。
　→何故夜間に狩りをするのか最初は分からなかったが、ヒロインを助けに行く場面で理解できた。
　　が、どう考えてもヒロインを暗闇に乗じて救いに行く展開ありきで夜間の狩りを入れたとしか思えなかった。（もしかしたら夜になるまで収穫０だったかもしれないが・・・それならそういう描写が欲しかった）
　　仮に、夜間に狩りをする風習だとしたら、そういう描写を先に入れるべきだった。
・悪漢の悪っぷりが甘かった所。
　→ヒロインの協力を得た後で村の子供達を殺すとか、村を焼き払うとか、魔王でもって世界征服を目論む悪漢としては中途半端だと思った。　　スターウォーズ第一作目のダースベイダーのように、レイラ姫から情報を得た後で惑星を破壊するくらいの悪っぷりを見せて欲しかった。　　どうせ次回で魔王か主人公にブッ殺されるのだろうから、殺されてざまあみろ、と思えるくらいの活躍を見せておくべきだろう。（スクールデイズの誠死ね！みたいな感じで）


村とヒロインの兄妹の描写が足りないくらいで、後は特に問題は無いと思ったが、見続ける程の魅力は感じられなかった。視聴は今回限りにしたい。