○良かった点
・誰向けに作られているのかがはっきりしている所。
→老眼鏡をかけた4~50歳のイタリア人男性に萌える女性向けの作品という事だけは分かった。
女性向けの作品としてはかなり異色だろうが、そんなニッチな層に向けて制作して大丈夫なのだろうか?儲けは出るのだろうか?(採算度外視なのかもしれないが)
○悪かった点
・主人公のキャラクターを立てずに話を進めた所。
→主人公ニコレッタの人間関係は理解できたが、ニコレッタがどこに誰と住んでいるのか?何歳なのか?学生なのか?社会人なのか?どんな価値観(特に異性との恋愛)を持っているのか?そもそも、どうして今になって母親に会いに行こうと、しかも母親の再婚相手に母親が嘘をついている事をバラそうと思ったのか?分からなかった。
中でも異性との恋愛の価値観が分からないと、どうして自分の父親くらいの男性に惚れたのかが分からなくなってしまう。もともと、父親くらいの年の男性が好みなのかもしれないし、同い年くらいの男性が好みなのかもしれないし、小学生くらいの男の子が好みなのかもしれないし、もしかしたら眼鏡フェチなのかもしれない。
もし、父親くらいの年の男性だ好みだったら納得できるし、そうでなかったらどこに惚れたのかが知りたい。
・眼鏡親父達の顔の造詣。
→そういう所に突っ込みを入れるべきではないのだろうが、僕には彼らの顔の区別が出来なかった。まるで男性オタク向けの、同じ顔をした、だけど目の色と髪の色と髪型と体型が違う女の子がいっぱい出てくるハーレムアニメを、良かった点で書いた層に合わせて描き換えた(絵柄、イベント、シチュエーション等々)ように感じた。
・眼鏡親父達の魅力が描けていなかった所。
→僕に眼鏡親父属性が無いからだ、と言ってしまえばそれまでなのだろうが、こういう萌えをテーマにした作品で上手いものは、共感はできなくても「ああ、そこがこの作品の魅力なのね」と理解させる事ができるものだと思う。残念ながらこの作品で眼鏡親父のどこに魅力を感じるのかが分からなかった。
2009/04/09
パズドラクロス 第87話「光の潰える時」
一難去ってまた一難。 見所 見所はもっとあるので「もっと読む」をクリックして下さい。
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