○良かった点
・裕子の気持ちを丁寧に描いた所。
→沢渡に告白できずに悩んだり、沢渡の卒業式に醤油ブッかけでトホホな気分になったり、卒業後、社会人となった沢渡と再会して救われて嬉しくなったり、公平の慰めに気分が軽くなったりと、最初から最後まで、裕子の気持ちになれた。
・太一と良三の世代間闘争とその結果。
→これからはトランジスタの時代だ、父親の旋盤技術なんて古い!と切って捨てる太一に対して頑固に自分の仕事を続けた結果、良三にしか出来ない大口の仕事を得た、というオチが良かった。
良三のような頑固な職人が大手企業の製品を陰ながら支えているんだよなぁ。
バカにしちゃいかんよ。
○悪かった点
・なし。
→裕子が自身ののっぽさんを気にしているエピソードが無かったので、沢渡に褒められた事がどれだけ嬉しいのかちょっと伝わらなかったのが残念だったけど、そこは脳内補完した。