○良かった点
・ちま達が目的を持って行動を始めた所。
→仕事という形を取ってはいるが、ちま達が子供達という事を考えれば、まずはお手伝いの方がしっくり来ると思う。
ただ、動機を描いた上で今回のエピソードを描いたのは良かったと思う。(できれば、ちま達が嫌々ながらホッホー先生の手紙を運ぶエピソードの方が良かったと思う。その方が感謝された時の嬉しさがより大きくなるからだ。思いがけない感謝の言葉をちま達に聞かせた方がより強い動機となると思うからだ。)
○悪かった点
・仕事始めに大きな事件を持ってきた所。
→いきなり恋愛に絡むネタ(3話目のBパートでやってしまったけど)をやるのはいけないと思う。最初は普通に、ちまのママでもパパでもいいから、身近な人にお使い程度の手紙配達を任される所から始めるべきだと思う。
その後、何回かの配達経験を積んでから初めて、今回のようなエピソードをやるべきだったと思う。
・ロイとエルのキャラクターが分からないのに、2人をメインにした話(Aパート)にした事。
→ロイが女の子にモテモテだという描写(尚且つ、ロイが自分に言い寄ってくる女の子達を疎ましく思っている描写が無ければいけない)が全く無いので、エル一筋だと言われてもピンと来ない。
エルにしてもそうで、1話目のBパートでほんの数秒顔出ししただけではロイの言うエル像に意外性を全く感じられない。
このエピソードをやる前にハルを主人公にした話(メルにラブレターを出すエピソード、3話目のBパートが最適だったろう)でエルのキャラクターを見せて(この時点ではハルのキャラクターを立てる事を優先するべきなので。エルは顔見世+彼女独特のキャラクター性をちょっと描写すれば十分)から、今回のエピソードをやるべきだった。
・ガクの弟達の行動
→「こういう話にしよう!」ありきで作られた話だと思った。
ガクと弟達のエピソードをやった後でなら今回の話はあっても良いが、いきなりはいけない。
どうも、この作品の脚本家達は何かしら大きな事件でもって話を作る傾向にあるようだ。
まずはクレヨンしんちゃんやドラえもん、あたしンちのような、キャラクターの日常を描く事を重要視した方が良いと思う。(少なくとも1クールはそうするべき。個人的には2クール以上の作品なら、1クールは主要キャラのキャラを立てる作業に徹するべきだと思う。マイナーな作品なら尚更だ。)
2007/08/10
パズドラクロス 第87話「光の潰える時」
一難去ってまた一難。 見所 見所はもっとあるので「もっと読む」をクリックして下さい。
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