今回は面白くなかった。
レインのラブレターの差出人を探す方法に期待したのだが、何となくそれらしい男の子に聞くだけの、お世辞にもレインが頭を使って行動しているようには見えなかった。
レインが恋愛相談に乗り気の割には、相談者のミルロの気持ちになって差出人を探そうとしていない。
自分宛のラブレターを出した人物を探したいとき、友達がだれそれ構わず「ねえねえ?貴方がレインにラブレターをくれたの?そうじゃなかったら誰が出したか知ってる?教えて?」と聞き出して欲しいだろうか?
僕がそういう立場だったら、友達にはそうして欲しくない。
恥ずかしい気持ちが湧き上がって、止めろと言うだろう。(元も子も無い言い方をすれば、そもそも友達にも相談しないが。)
レインにはミルロの気持ちを汲んだ行動を取ってほしかった。
あと、ミルロが取った行動でおかしなところがあった。
ラブレターの差出人を探す為、美術部を出て行く際にラブレターを部室に置いていった。
そういう大切な手紙を、いくら自分の絵の具入れに入れて隠しているとしても、他の部員が絵の具が切れた等でミルロの絵の具を借りようとするかもしれない。
ミルロの部屋の机の引き出し等に入れた、というのならまだ納得できたのだが・・・
それに、ラブレターから差出人のヒントが得られるかもしれない。(だからこそ、レインはファンゴに適当な文を書かせて筆跡を見たのだろう。そうだったら、普通はラブレターと見比べるのではないだろうか?)
これはどう考えても、ビビンがレインに気付かれること無くラブレターにタネを植え付ける為にミルロにそういう行動を取らせたとしか思えない。
もう一つ、パステルもおかしな行動を取っていた。
ダークフルーツの種の影響で泣いているミルロを放って置いて、自分の事情やミルロに対する想いをわざわざファインとレインに話すだろうか?
ミルロの事が好きならば、泣いているミルロに駆け寄って慰めるのではないだろうか?
ファインとレインに説明する為にミルロをほったらかしにするパステルはミルロを好きになる資格は無いと思う。
今回の話はミルロにラブrターを書いた人物を探し当てる事に重点を当てていたようだが、僕はミルロにラブレターを書いたパステルの気持ちを重点的に描いて欲しかった。
一方のミルロの気持ちの描写は、あの程度で十分だったと思う。
パズドラクロス 第87話「光の潰える時」
一難去ってまた一難。 見所 見所はもっとあるので「もっと読む」をクリックして下さい。
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