○良かった点
・美星のキャラクター。
→暴走すると変な行動を取ってしまうが、嫌悪までには至らなかった。
○悪かった点
・朔と美星の過去描写が足りない所。
→物語が過去編から始まっているので、朔と美星の出会いから別れるまでのエピソードをAパートを使って描いて欲しかった。
過去に朔が美星から受けた虐待の数々を描かないと、現在の朔が美星を恐れる理由(骨折だけでも理由として十分かもしれないが、個人的にはもう1,2エピソード欲しい)が分からないし、美星の相変わらずさも表現できないと思う。
・美星が天文部にこだわる理由。
→皆に星を見上げて欲しいのなら、朔の言う通り、部にこだわる必要が無い。
美星お得意の強引さで生徒を無理矢理天文同好会に引き込み、イベントに強制参加させて星の美しさを体感してもらえば良いだろうし、他にも、天文に関する会報とかHPとかを作って、生徒達に星を見る素晴らしさを熱く語れば良いだろう。
素直に望遠鏡を買うための金(部費)が欲しいから、と言えば良いのに。そう言った方が余程清清しい。
・朔が美星を許した所。
→そもそもの原因は美星がムチャをした為で、入院は自業自得と言える。朔がそこを突っ込まなかったのがおかしいと思う。
それに今まで散々、美星のせいでどれだけ嫌な思いをしてきたかをとうとうと語っていた朔が、何故引越し当日に美星が見送りに来なかったんだ!と言い出すのだろう?話の流れからしてそんな事を言うのはあり得ない。
過去描写の不足と朔のあり得ない言動と美星の天文部にする為の動機のまやかしっぷりに続きを見る気になれなくなった。
もう二度と見ない。