○良かった点
・ギャラクシーエンジェる~んより、ストーリーが理解できた事。
○悪かった点
・キャラクターを立てずにストーリーを進行させた事。
→極端な例だが、うる星やつらの諸星あたるは登場して1分足らずであたるのキャラクターを立てていた。永澄だったら例えば、相手に非があってもすぐ謝ってしまう描写を入れるとか、思った事をなかなか口に出せない描写を入れる等で表現できると思う。
・過剰な演出。
→特に永澄に対する理不尽な暴力。少なくとも僕には笑える演出ではなかった。
・永澄が溺れるまでの過程をカットした事。
→この過程は非常に重要。主人公がどういった理由で沖に出たのかが分からないと、燦と結婚させられる理不尽な展開に同情できないかもしれないから。
・永澄と燦が結婚すれば万事OKという展開。
→永澄が人魚の存在を知った時点で燦は死ななければならない掟なのに、結婚して身内になればOKという理論はどう考えてもおかしい。永澄が人魚姿の燦なんか見ていないとすれば済むはず。
・燦の行動に矛盾がある所。
→燦が人魚の掟を破ってまで永澄の命を救ったのは「困っている人を見捨てるのは瀬戸内人魚の名折れ」だからという事だが、ならば燦は永澄に姿を見られないように助ければ良かったのにそうしなかったのは何故だろう?
→掟に従って死ねばいいのに何故燦は自殺しないのだろうか?人の命を救った上に、瀬戸内人魚の誇りを守る事が出来るのに。