ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! 第06話

今回も面白くなかった。
どうも今回の話のテーマは「皆で力を合わせて一つの事を成し遂げるのは素敵な事！」らしいのだが、僕には全く伝わらなかった。
そもそも、部長から離れた部員達がどうして部長を助けに戻ってきたのだろう？
それが分からないのは、部長と部員達の関係をきちんと描いていないせいだろう。
今回の行動から、恐らくは普段の彼等の仲は悪くなかったのだろう。
もしそうであれば、部長と部員達が一緒に楽しく実験をやっていたシーンを10秒くらいでも出してくれないと、部員達が部長を助ける行動が理解出来なくなってしまう。
例えば、部長が一人で実験をしようとするとき、実験機を部員と一緒に組み立てた事を思い出すとか、皆で燃料となるおならを一生懸命に出し合っていた所を思い出す、とか。
また、部員達も自分達の実験に部長や他の部員がが熱心に付き合ってくれた事を思い出す、とか。
これらが描かれていれば、感動できる話になっただろう。

一つ気になったのは、ファインが部員達を連れ戻そうとした事だ。
どうしてファインは部員達を連れ戻そうと思ったのだろうか？
恐らく脚本家は『ファインは困った人を見過ごせない性格』を根拠にしているのだろうが、そうだとしてもあの段階で部員達を連れ戻そうとは絶対に思わない。
ファインが部員を連れ戻そうと考えるとしたら、部長が一人で実験をしようとする時か、実際に実験を始めた後だろう。

もう少し作りこめば良い話になったと思う。