今回も面白くなかった。
まず気になったのが、木が切り倒されそうになる時に、巣を別の木に移そうという発想が無かった事だ。
まだ巣を移動させる事が出来なかったというなら仕方が無い。
結局、これは結果オーライで済ましてしまっている。
もし、ファインとレインの放送を見た生徒達や理事会達の支持が得られなかったらどうするのだろうか?
そのまま黙って木が切り倒される所を見ているのだろうか?
ファインとレインは、木が切り倒されようが倒されまいが、雛鳥達が助かるように動くべきだった。
ファインとレインが助けたいのは木ではなく、雛鳥なのだから。
そもそも、何故魔法でもって雛鳥たちを助けなかったのだろうか?
例えば、彼女達自身で巣を移動させようとしたら親鳥の妨害が入ったのならば仕方が無い。
魔法で巣を移動させれば良い。
どう考えても話題を優先させる為に、雛鳥たちの救出をしなかったようにしか見えない。
いや、そもそもあの金像をあそこに置いたのは誰なのだろうか?
もし教頭だとしたら、金像を移動させれば済む話だったのではないだろうか?
もちろん、コストの面で言えば像の移動よりも木を切り倒す方が安上がりだろうから。
そういう点が示されていれば、教頭が木を切り倒すと言い出しても問題ないと思う。
今更ながら思う事なのだが、魔法に制限が無いのは問題だろう。
前期のように、「自分のために使ってはいけない」とか「命あるものを作り出してはいけない」とかそんな制限が無い。
だったら、魔法で何でも解決させれば良いではないか?
前期はそれで滅茶苦茶やってくれたではないか?
何をいいこちゃんぶっているのだろう?
前期のファインとレインだったら、躊躇いも無く、雛鳥たちを助ける為に魔法を使っただろう。
それだけファインとレインが成長したというべきか?
あと、気になった点としては、キャメロットとルルだ。
彼女達は寮母なのに、ファインとレインに贔屓しすぎている。
もちろん、彼女達は基本的に真面目なので、ちゃんと寮母としての仕事をこなしているのだろう。
だが、それらを描写していない以上、僕は彼女達はファインとレイン専属の寮母としか見なせない。
前にも指摘したのだが、今期においてはファインとレイン、プーモ以外ははっきりいって要らない。
彼等は話を進める上で邪魔な存在にしかなり得ない。
彼等を描写するだけでそれだけで時間の無駄だ。
そんなものを描写するくらいならファインとレインの成長物語に時間を割くべきだ。
やはり中瀬里香はダメだ。
中瀬里香には全体構成は無理だ。
重要なモノを残し、要らないものを捨てる事が出来ないようではどうしようもない。
このままグダグダのまま最終回まで話を進めるだろう。
まあまず有り得ないが、もし、途中でふしぎ星出身のプリンセスやプリンスを卒業させるような展開にしたら、中瀬里香を少しは見直すかもしれない。
今回なぞ、ファインとレイン以外のふしぎ星出身のプリンセスやプリンスが何の活躍を見せてくれただろうか?
思いっきりモブだったではないか?
(少なくとも今回の)脚本家が彼等を全く必要としていない事が見え見えではないか?
これだけでも、今期でファインとレイン以外のふしぎ星出身のプリンセスやプリンスが如何に要らない子なのかが分かるだろう。
今ならまだ間に合う。
早々にふしぎ星出身のプリンセスとプリンスをふしぎ星に帰すのだ。
そうすれば余計なキャラクターを描写しなくて済む。
パズドラクロス 第87話「光の潰える時」
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