今回も酷い話だった。
そもそも、ソロが一人前のプリンスになりたいのはどうしてだろう?
それにどうして、ブライトやシェイドやアウラーに劣等感を抱くのだろう?
どうしてソロは彼等が立派なプリンセスになる為に励んでいると思ったのだろう?
(ティオが挙がっていないのはティオファンとしてはがっかりなのだが、それはそれとして。)
今までにソロがどんな気持ちで過ごしてきたのかを描いていなかった為、ソロの突然の告白は奇異に感じた。
まあ、ソロの気持ちを描かなくても、ブライトやシェイドやアウラーが一生懸命に勉強していたり、クラブ活動に熱心に打ち込んでいたりする姿を見せていれば、ソロの言葉に説得力があったのだが・・・
疑問なのだが、どうしてソロが一人前のプリンスになる為の手段としてフェンシング(剣術)を選んだのだろう?
剣術を身に着ける事で何が得られるのだろう?
例えば、ソロが剣術を身に着けて国に帰ったとする。
そこでソロに何が出来るだろう?
国民や家族を守る?
いやいや、今のふしぎ星においては、外敵の脅威など全く存在しない。
それとも、他国を侵略する際に自ら先頭に立ち、兵士達の士気を鼓舞する為だろうか?
いやまて、もっと単純な理由で、精神を鍛える為かもしれない。
こう色々考えてしまうのも、ソロが剣術を選んだ理由を明かさなかったからだ。
(結果を見た感じでは、最後の「精神を鍛える為」が正解のようだ。)
ソロ以外でマズいと思った事がある。
それは、フェンシングの部長が最初、入部テストを断ったにも関わらず、次にソロがやってきた時には入部テストを受けても良い事になっていた事だ。
そもそもどうして部長は入部テストをやってやろうと思ったのだろうか?(ソロが特訓をやっていたから?特訓以前に、体格でNGなのに。)
最初は体格に差がありすぎるという事でテストを断ったはずなのに。
最も不可解なのは、騒動が終わった後、ハーブを守るソロの行動、即ち騎士道精神を認めて入部を許可した事だ。
という事は、例えソロに実力があり、部長から一本取ったとしても入部出来なかった可能性がある。
だったら、最初にテストを受けさせる前に部長は「ソロ君。フェンシング部には騎士道精神が全く無い者は実力があっても入部はおろか、テストを受ける資格も無いんだ。」と言うべきだ。
そうでなければ、騎士道云々は抜きに、ソロの体格だけでダメ出しした部長が反省してソロの実力を認めて入部を許す方が良いと思う。
もう一つは、トーマと学園の設定だ。
トーマは要するにびんぼっちゃまで、ロイヤルワンダー学園を卒業したら国王の椅子が待っている設定という事は分かったが、これは大問題ではないだろうか?
実力さえあれば、ロイヤルワンダー学園を卒業すれば、平民でも出身星の国王になれるというのはいくらなんでも滅茶苦茶だ。
何故、トーマをそういう設定にしたのだろう?
そういう余計な設定は入れ無い方が良いと思う。
パズドラクロス 第87話「光の潰える時」
一難去ってまた一難。 見所 見所はもっとあるので「もっと読む」をクリックして下さい。
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