○良かった点
・出だし。
→竜司が一人暮らしをしている学生で、季節が夏という事が理解できた。
○悪かった点
・竜司が物語の展開に付いて行っている所。
→一般人目線だと思っていた竜司が、実は英理子の事情を理解して宝探しだか強盗だかの片棒を担ぐ非一般人だったのに驚かされた。
道理で、竜司や英理子の台詞の中に僕が理解出来ない単語が出る訳だ。
こちとら付いていけねえってばよ。
・竜司が英理子の犯罪の片棒を担いだ所。
→そもそも、何故竜司は英理子の犯罪の片棒を担いだのだろう?
竜司が英理子の犯罪に巻き込まれ、脅されて片棒を担いでしまったのなら仕方ないのだが、竜司は英理子が何をしようとしているのかを分かった上で犯罪に手を貸してしまったのだから性質が悪い。
たとえ竜司が英理子がどんな人物で何をしようとしているのかを知っているのは良いとしても、主人公が消極的であろうと犯罪の片棒を担いではいけないと思う。
ルパン三世みたいに、最初から「ルパン三世は泥棒が主人公なんですよ」と提示された上で、犯罪トリックが主たるテーマになっている作品だったら、主人公が泥棒を働いても許せるのだが・・・