○良かった点
・なし。
→テーマが無い上に誰に向けた話なのかが全く分からなかった。子供向けにしては大人が中心となる話だし、大人向けにしては話の作りが甘すぎると感じた。
脚本家の自己満足する為に書かれたエピソードとしか思えなかった。
○悪かった点
・いちごに悪さをした連中が痛い目に遭わなかった所。
→僕は基本的に、悪い奴がそのエピソード内で痛い目に遭わないと気がすまない性質だ。
タイムボカンシリーズの三悪人のように、または水戸黄門や大岡越前のような時代劇ドラマに出てくる悪人のように。悪さをしたら必ず最後に痛い目に遭う、といった王道を好む。(現実では必ずしもそうではないから、尚更そう展開を望むのだろう。)
今回のエピソードでは、いちごに悪さをした連中は何の罰も受けずにそのままフェードアウトしてしまった。
僕にはそれがどうしても許しがたい事だ。
これでは、悪意をもって他人を傷つけてもバレなければ咎めは受けないという、メッセージを送っているも同然で、脚本家の良識を疑ってしまう。
もしかしたら、最後の最後で連中がそれまで犯してきた犯罪が露呈して、学園を退学させられる、なんていう展開もあるのかもしれない。
そうなれば救いがあるが、仮にそれが無かったら、僕は脚本家の良識を疑わざるを得ない。
・話の中心が大人だった所。
→今回のエピソードが、聖マリー学園の生徒だったらいちご達が絡んでも納得できるが、いちごのケーキを買った客がたまたま樫野が好きなジャズバンドメンバーだったから、では納得できない。
そもそも、そんな七年前に捨てた女の話を、中学生にする男って・・・何を考えているのだろう?ジャズバンドのメンバーの立場は?彼等に相談した方が良いのでは?
それ以前に、ニューヨークに渡る前だろうが後だろうが、手紙を出せば済む話なのに、どうして七年経って日本公演が決まった時に初めて、彼女にチケットを送ったのかが理解出来ない。
これらの突っ込みはアニメのオリジナルとして見たからなので、もし、この話が漫画原作通りだったとしたら、これらの批判は原作に向けたいと思う。