2007/06/14

疾風!アイアンリーガー 全52話

アイアンリーガーと呼ばれるロボットがスポーツをする世界が舞台のロボットスポーツ根性アニメ。
設定が設定だけに数多くの疑問がある。
例えば、何故ロボットにスポーツをやらせるのか?とか、資源争奪戦争がある割には資源不足を感じさせない世界とか、一部の人間がパンクロックのようなフェイスペイントとしているとか、挙げればきりが無い。
だが、物語の中心となるシルバーキャッスルのリーガー達が、相手からどんなラフプレー受けようが、どんな逆境に追い込まれようが、「ラフプレーはせず、正々堂々と試合をする」を信条に戦う姿に心引かれてしまい、それらの疑問はどうでも良くなってしまう。
この作品の上手い所は、主人公を「シルバーキャッスルのリーガー達」に据えた所だ。
シルバーキャッスルの信条(作中ではシルバーキャッスル魂と言っていたが)さえ理解していれば、リーガー達の言動や思想は同じといって良い。
(かといって全く同じではなく、リーガー一人一人にはちゃんと個性はある)
だから、どんな事件(試合でも文字通りの事件でもいいが、それらは困難に満ちている)に対しても彼らはシルバーキャッスル魂と仲間の絆で打ち勝っている。
毎回、逆境->皆ボロボロー>でも、何だか分からないけどシルバーキャッスル魂と仲間の絆で勝利!のワンパターンである為、人によってはああまたこのパターンか、と飽きてしまうかもしれない。
だが、僕はシルバーキャッスルのリーガーや彼らの魂に共感したリーガー達が正々堂々と戦い、困難に立ち向かう姿を見ると心が熱くなってしまう。
こればかりはどうしようもない。
この作品の根底に流れる「困難に立ち向かい、正々堂々と戦い続ける者は必ず報われる」というテーマに強く共感したから。

「弱い連中が卑怯な者に屈する事無く、気合と根性で立ち向かい勝利する」物語が好きな人なら、見ても損は無いと思う。

それにしても、13年前のサンライズはこういうオリジナルの良作を世に送り出していたのだなぁ。
いや決して、今のサンライズが駄作を量産しているなんてこれっぽっちも思っていませんよ?
ケロロ軍曹、毎週楽しく見てますから。(あ、サンライズのオリジナルじゃねえや)

パズドラクロス 第87話「光の潰える時」

一難去ってまた一難。 見所 見所はもっとあるので「もっと読む」をクリックして下さい。