2005/11/06

ふしぎ星の☆ふたご姫 第32話

序盤の10分は盛り上がらなかった。リオーネのサンバ衣装姿も今一つだった。
だが、ブライトサンバで一気にテンションが上がった。
まさか、黒ブライトがあそこまでハジけるとは思わなかった。
いや、それ以前にブライトはいつも通りのセコい手で祭りを邪魔するのではないかと思っただけに、意外だった。
恐らく、今回はブウモと黒ブライトの作戦会議のシーンが無く、更に今までのセコい作戦ばかり見せられていたから、どうせ今回もセコい作戦に違いないと高を括っていた為、意表を突かれたからだろう。
今回は見事な作戦だった。(うっとり鶯を使った洗脳作戦は悪くないと思う。
その点だけは良かったが、それ以外は良くなかった。

ティオが自分はダメなプリンスだと自分を責めたシーンがあった。
リオーネは、メラメラの国の人々をブライトの言いなりにはさせないと言ったティオに「あなたは立派なプリンスよ」と励ました。
一体、ティオがメラメラの国の人達に対して、具体的に何をしただろう?
ブライトのサンバダンスステージに乱入したシーンは、あくまで、国王のみが踊る事を許されたダンスを踊った事に対して行動しただけだ。
それ以外のシーンで、ティオは何をしただろう?
民一人一人に対して、目を覚ませと言っただろうか?ブライトは悪人なんだと民を説得しだだろうか?
何もせずに、ただサンバを踊っただけでは、民を思う立派なプリンスとは言えない。
(それがメラメラの国のプリンスのやり方だと言われてしまうとそれまでだが、僕は納得できない。ダンスで元気付けるのでは無く、もっと民の為になるような働きを見せてくれた方が良い。)

更にもう一つ。
ブウモがばら撒いたメラメラ草でパニックに陥る民を助ける為に、ファインとレインに助けを求めたのにはがっかりした。
ほんの数分前にメラメラの国の民を思う、立派なプリンスだとティオにいっていた(これは即ち、王家の者は、国民を思い、働かなければならないという思想が込められている)のに、自分は一秒も経たず友達が使う、神秘の力に頼った。
これでは説得力が無い。
ファインとレインが自発的にプロミネンスの力を使うように、リオーネは自ら民を救いに出るべきだった。(民を思い、働くのは男の役目。という思想をリオーネが持っているのなら別だが。)

パズドラクロス 第87話「光の潰える時」

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