2010/10/31

ジュエルペット てぃんくる☆ 第31話

○良かった点
・なし。
 →沙羅の友情話なのに沙羅の親子の関係を絡めた為にどちらが描きたいのかさっぱり分からなかった。
  友情を描くのに親子関係は不要だし、また、親子関係を描くのに友情は不要だろうから。
○悪かった点
・沙羅の両親からのプレゼントをダシに友情話を構築した所。
 →友情を語るのにどうして親から貰ったプレゼントを使う必要があったのか、全く理解出来ない。
  沙羅の生い立ちの特殊性を語るのにプレゼントの鉢植えは必要だったのかもしれないが、それと友情は別問題にするべきだったと思う。
・鉢植えの花を蘇らせた所。
 →枯れた鉢植えの花は死んだ花であり、枯れた花を蘇らせる事は即ち、失われた生命を蘇らせるもしくは新たに命を吹き込むと同等の意味を持っていて、それをやるからには同等の対価、つまりは自分の命と引き換えか、もしくは自身の残りの人生を命を与えた吹き込んだ対象と共に過ごすか、万能の力を放棄する(この作品だったら魔法)くらいの覚悟を持ってからでないとやってはいけない事だと個人的には思っている。
  魔法のお陰で自身は何のリスクを背負わず、ダメで元々、上手くいったらラッキーハッピーって、こんな人を馬鹿にした話はないだろう。
  どうしてよりによって命絡みのものを友情の架け橋にしてしまったのだろう?
  アクセサリとか文房具ではどうしていけなかったのだろう?
・沙羅が魔法で花を蘇らせようとしなかった所。
 →それまでに沙羅が枯れた花に水を与えるような事をしていなければ、魔法で花を蘇らせようとしなくてもまだ納得できたが、水を与えて花を蘇らせようとしていたので非常に違和感があった。
  沙羅は優秀な科学者であり魔法使いでもあるという設定なのだから、まずは科学的に花を蘇らせようと頑張り、それがダメだったら魔法で蘇らせようと頑張っているものだと思っていたがそんな事はなくて愕然とした。
  てっきり、沙羅の魔法の研究は、両親から貰った花を蘇らせる事で、それは自ら放棄してしまった親子の絆を取り戻す為に行っているものだろうと思っていたのだけど、そんな事は無かったようで・・・ええ、期待した僕が大馬鹿野郎だって事ですよ。バーカバーカ。
  ああもう、がっかり。

パズドラクロス 第87話「光の潰える時」

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