○良かった点
・テーマそのもの。
→どうせ出来ない、自分には合わないとやりもしないのは良くない。まずはやってみたらどうだろう?
というテーマ自体は良かったと思うが、テーマを訴えかけるだけの説得力には欠けていたと思う。
ついでに。この作品の根底に流れるテーマは「やりたいようにやればいいじゃん」なのだから歌唄の頑なな態度はある意味テーマに沿っていると思う。
・他人の仕事に対する姿勢を描いた所。
→片や顧客のニーズに合わせてスタイルを変え、片や自分のスタイルを押し通す。それぞれのやり方を描いたのは良かったと思う。
ただ、結果を片方しか出していないので中途半端になってしまったが。
○悪かった点
・歌唄がバラード調の歌を拒否した理由を描かなかった所。
→歌唄はバラード調の歌を拒否したが、何故拒否したのかが分からなかった。
バラード調の歌を歌う事は自分らしくないという歌唄の理由が理解出来なかった。
せめて、歌唄のファンは歌唄はバラードを歌う事を求めていないはずだ、ファンの事を思えば、バラード調の歌は歌うべきじゃない、と言えばまだ理解できた。
・結果を見せなかった所。
→歌唄がバラード調の新曲をリリースした結果、どうなったのかを見せないと、歌唄が自分のスタイルを曲げたのが正解だったのか否かを歌唄自身で出せないし、出さないといけないと思う。
仮に結果的にウケたとしたら、歌唄はこういうスタイルも悪くないと思うかもしれないし、また、結果的にウケなかったとしたら、歌唄はやはり自分にはバラード調は合わないと思うかもしれないし、ファンにはウケが悪かったけど、やってみてそんなに悪くはなかったと自己評価するかもしれない。
いずれにせよ、やってみて歌唄はどう思ったのかを描いてほしかった。
パズドラクロス 第87話「光の潰える時」
一難去ってまた一難。 見所 見所はもっとあるので「もっと読む」をクリックして下さい。
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