2008/06/04

純情ロマンチカ 第08話

○良かった点
・宇佐美が美咲に会いに行くシーン。
 →シーン自体は非常に良いと思う。それまでの宇佐美と美咲の関係と感情が描かれていれば、泣けるシーンだ。
○悪かった点
・孝浩が美咲を引き取る為の言い分。
 →美咲に「家族」を味あわせてやりたいと孝浩が考えていたのなら、彼女と結婚する時点で美咲と一緒に住む事が決定付けられていないとおかしいと思う。
  何故、今になって孝浩がそんな事を言い出すのか、全く理解出来ない。
  というのも、今回の話までに孝浩と美咲兄弟がどんな生活をしてきたのかを全く描いていないからだ。
  孝浩が美咲に家族というものを体験させたい、という考えを持ったのはどういう事があったからなのだろう?
  例えば、美咲が学校の授業参観とか運動会とか卒業式とか、そんなイベントの時に、友達にはお父さんやお母さんが居て、友達の事を褒めてくれたり、一緒に喜んだりする所を見て、美咲が悲しそうな表情をするとか、そういうエピソードがあれば、まだ孝浩の言い分もちょっとは理解できた。
  今回のような話をやるためには絶対に描いておかなければならない事だと思う。
・美咲の過去をちょこっとしか描かなかった所。
 →イメージ的な絵で、しかも電話越しの会話の中でだなんて最悪だ。
  美咲の過去は最低でも1話かけて描かなければいけない内容だ。
  どうもこの作品の作者は、設定やシチュエーションや台詞回しを作るのは非常に上手いようだが、肝心の人間が全く描けていないのが非常に残念だと思う。

パズドラクロス 第87話「光の潰える時」

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