○良かった点
・登場キャラがどういう性格なのかが分かった所。
→ただし、主人公のちまのキャラクターは立っているとは言えない。
メルが転校してきて嬉しい、というなら、ちましかうさぎの女の子がいない事を示し、更に女の子だから、という理由で仲間はずれにされる等の印象に残るようなエピソードを描くべきだった。
また、メルの垂れ耳をヘンだと言ったガクに対してちまが激怒したのも良く分からなかった。
確かに、Aパートのエピソードは、ちまが見た目で人(この場合うさぎだが・・・)を判断しないキャラクターだという事を強く印象付けるものだったが、僕には違和感があった。
この違和感は、アニメ「まほろまてぃっく」の初回で優がバスジャック犯に立ち向かったエピソードで感じたものと同じだった。
優の行動は立派だし勇敢だ。ちまも同様に立派だと思う。
だが、僕には2人のこの行動に対して納得できるだけの情報をそれまでに得ていないのだ。
例えば優だったら、バスジャック事件の前に同級生をいじめている小学生をたしなめたり、(ベタだけど)横断歩道を渡れなくて困っている老人を助けたりしすれば、バスジャック事件も100%とは言えないまでも、そこそこ納得できたと思う。
一方、ちまの方だが・・・難しい。どうやったらちまの行動に説得力を持たせられるのか、僕には思いつかなかった。
思いつかなかったが、何かしらの小さなエピソードで、ちまが人を見た目で判断しないキャラクターだと納得できるようにすれば良かったと思う。
・サブキャラの紹介の仕方。
→メルに紹介する形でガクやハルを家族を含めて紹介していた。
他にもサブキャラはいるが、すぐには憶えられないので、一番良く絡むこの2人を紹介したのは上手いと思った。
○悪かった点
・キャラクターを立てる前にメルを登場させた所。
→原作ではどういうタイミングで登場したのかは知らないが、少なくともアニメにおいては初回で出すべきでは無いと思う。
転校生という形で出すのであれば、ちまのキャラクターを立ててから登場させるべきで、そうでなければ、初めから出ていた方が良かったと思う。
パズドラクロス 第87話「光の潰える時」
一難去ってまた一難。 見所 見所はもっとあるので「もっと読む」をクリックして下さい。
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