2006/03/03

ノエイン~もうひとりの君へ 第20話

今回はハルカが再びラクリマに拉致された。(ユウ付きだが)
動く画で派手なアクションシーンや、ハルカが命懸けでユウを助けるシーンなど、見所は満載ではあるが、色々と気になる点があった。

まず、記憶を取り戻したアトリが、カラスにハルカとユウを取り返しに行かせた事だ。
一つ考えられる事は、ラクリマを滅ぼすであろう、ハルカを自らの手で殺す事が考えられる。
だが、もしそれであれば、アトリ自らがラクリマに行きハルカを始末すれば済む事だ。
わざわざカラスに行かせる必要は無い。
何故、アトリはカラスにハルカとユウを連れ戻しに行けと言ったのだろう?
正直、見当が付かない。
可能性として、記憶を失っている間にハルカ達に良くして貰ったので、その例がしたいから・・・
としても、それだったら自分でラクリマに行けば良いだけの話だ。
やっぱり分からない。



カラスを諌めるアトリ。狂気のアトリは一体どこへ?


次はクイナだ。
アイがハルカにと話した事なのだが、ラクリマ世界では、全ての物体が-人間も含めて-量子化してしまった。
そうなると、観測者が居ないと不安定な存在となる為、全てをレイズ記述データ化して、量子コンピュータに保存する事で世界を安定化した、と言った。
即ち、ラクリマに居る人間を含む全ての存在は量子コンピュータにデータとして保存されている事になる。
それまでのエピソードにおいて、カラスやアトリなどの竜騎兵が傷ついても回復する事が出来たのは、量子コンピュータに保存されている自分たちのデータを基 に、復元したと推測される。
もし、この推測が正しいとすれば、ラクリマ世界の住人であるクイナのデータも当然あるはずだ。
そのデータを基に、クイナは元の姿に戻る事が出来るはずだ。
何故、クイナは元の姿に戻ろうとしなかったのだろうか?
もし、元の姿に戻せるのに戻さなかったとしたら、どういう理由があるのだろうか?

あと、ユウが消えかかっている間に、生きている方のユウがシャングリラに居る事をクイナは知っていた。
何故クイナは生きているユウがシャングリラに居る事を知っていたのだろうか?
ラクリマ世界で死んだ者は、シャングリラに行くようになっているのだろうか?
それとも、クイナがノエインからあらかじめ聞かされていたのだろうか?
今回でクイナが消えてしまったので、理由は想像すら出来なくなってしまったが・・・気になる所ではある。

最後に、クイナがハルカを連れてシャングリラに来た後、ハルカがシャングリラの侵略者の手から落ちた時に、カラスがハルカを救った。
カラスはどうやってシャングリラに来たのだろうか?
シャングリラからの侵略者がクイナとハルカを連れてシャングリラに来るまでの間のカラスの描写が無い為、これも想像できない。
空に浮かぶウロボロスの輪からシャングリラに来たのだろうか?
もしそうだとしたら、今までウロボロスの輪からシャングリラへ攻めるなり、使者を向かわせるなりしなかったのだろう?
それとも、カラスは何の考えも無しに、ウロボロスの輪に突っ込んだのだろうか?
それとも、転移装置を使ってシャングリラに行ったのだろうか?
もしそうだとしたら、これも先に挙げた事と同じ事が言える。
本当に分からない。



データがあるんだから、何故修復しない?
ロケットパンチが気に入っているから?


上に挙げたように、謎は多かったものの、良かった点もあった。
特に、ラクリマ世界の設定を説明してくれた所だ。
ラクリマの地下世界は、僕の記憶が確かならば、6話以来のはずだ。
初めてラクリマに来たユウに対しての説明でありながら、さり気無く視聴者にも再度、説明している。
更に、ラクリマのアイが、自分達が居た世界のアイの15年後の姿である事を、画で見せてくれた。
こういう親切な作りは見ていて安心できる。




こうやって見せるのは親切。


最後に気になる所がある。
それは、シャングリラでノエインがユウに対して言った言葉だ。
「わたしは君だからだ。」
カラスはユウの15年後の姿である事は周知の通りだが、ノエインでもあるとはどういう事なのだろう?
いくつかの次元のうちの一つ(一つとは限らないが)に、ユウがノエインになるような出来事があるのだろうか?
そういえば、15話で、ノエインがカラスの姿に化けた事があったが、それはノエインがユウである事の伏線だったのだろうか?



ノエインはユウ自身だと言う。ノエインが嘘をついているのだろうか?


見所


今回の向井ミホ







少ないなぁ・・・しかも大人ミホは今回も出なかったし・・・



今回の向井リリ













母親譲りのオーバーアクション。

パズドラクロス 第87話「光の潰える時」

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