2006/01/28

ふしぎ星の☆ふたご姫 第43話

もう、滅茶苦茶だ。
タネタネの国のグレイスストーンを、サーカス団が持っているなんて。
国宝ともいえるグレイスストーンを、どうして旅芸人一座にあげてしまうのだろうか?
タネタネの国の王族は何を考えているのだろう?
まあ、バカでアンポンタンなキング国王なら、そういう事もやりそうだが、流石にこれはやり過ぎではないだろうか?
思ったのだが、今回はグレイスストーンと絡めた話にしない方が良かったのではないだろうか?
まあ、残り話数が少なくなっている以上、グレイスストーンと絡めずに話しを進めない訳にはいかないのだろう。
仮に絡めるならば、プリンセス達がサーカス団を助けた話をキング国王が聞きいて考えを改める。
「何?おひさまの国のプリンセスが人助けをした?じゃあ、プリンスブライトの言うことは間違っている!」と。
そして、キング国王はプリンセス達の話を聞く。
(バカでアンポンタンなキング国王なら、こんな感じで簡単に考えを変える事だろう)

そもそも、今回はたまたま(?)グレイスストーンを旅芸人が持っていたから良かったものの、これがもし、タネタネの国のお城の中にあったら、プリンセス達はどうしただろう?
以前、エクリプスの正体を探る為に、月の国のお城に潜入した事があったが、あのようにこっそり忍び込み、グレイスストーンをゲットするのだろうか?
それとも、キング国王をきちんと説得した上で、グレイスストーンを下賜されるのだろうか?
それまでの流れからすれば、プリンセス達は間違いなく前者を選ぶだろう。


グレイスストーンに対する突っ込みはこれくらいにして、サーカス団にまつわる突込みを。
そもそも、ナッチが空中ブランコに乗れなくなってしまう理由が分からない。
散々練習で何度も落ちているにも関わらず、どうして1回の失敗で飛べなくなってしまったのだろうか?
例えば、ブランコ初デビューで失敗してしまった。
もしくは、ナッチが空中ブランコの天才で、ブランコで失敗したことなど一度も無いというバックボーンがあれば、納得できる。
ブランコの天才とチヤホヤされていて、自分でもそう思っていたのに、失敗してしまった。
本来手に入ってくるはずの、反対側のブランコの棒が手の中に無く、目の前にあるのは、落下防止ネットと地面。
観客と団員の悲鳴を聞きながら落ちていく様は、それまで一度も体験した事の無い恐怖だろう。
更に、失敗した事で周りからチヤホヤされる事が無くなり、それが彼女自身のプライドを傷つけた。
そうなれば、ナッチはブランコに乗れないだろう。いや、乗りたくないはずだ。
こういう事情があれば納得できたのだが。

それにしても、ファインとレインがナッチを助ける理由がまたもや「プリンセスグレイスに言われたから」だった。
いい加減、それを理由に人助けをして欲しくないものだ。
(例えを出したいところだが、全く思い浮かばない。というのも、ふたご姫とナッチの関係が全く無い為だ。無関係の人間同士で話を作る事なんて出来ない)


あと、何回か繰り返し指摘した事だが、グレイスストーンを、国王の許しを得ないまま、獲得してしまうのは本当にマズいと思う。
彼らがやっている事は泥棒で、ブライトがやっている事と全く同じだ。
ただ、目的がふしぎ星を守ろうとするか、ふしぎ星を乗っ取ろうとしているかの違いでしかない。
目的は違えども、手段が同じでは、全く意味が無いと思う。
製作者はその辺りをどう思っているのだろう?
目的が崇高であれば、どんな手段を取っても許される、という思想なのだろうか?
そんな思想を持っているとは思いたくないが、それまでの話を見ていると、そんな思想でもって話を作っているように思えて仕方が無い。

パズドラクロス 第87話「光の潰える時」

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